前回の記事で東日本大震災の復興財源として相続税の増税がいいのでは?と書きました。今回は少し具体的に書いてみようと思います。
もし遺産が1億円あったとしたら、相続税の対象となるのは
遺産の合計-基礎控除(5千万円+1千万円×相続人数)=課税対象額
となるので、相続人として配偶者と子ども4人いれば控除額が1億円になって相続税が無しになります。
ちなみに所得が1億円の人は所得税が5千万円ぐらいです。
働いて稼いだお金にはこれだけ税金がかかるのに、働きもせずもらえる遺産はほとんど税金がかからない優遇措置があるのです。
相続税の制度は何度が優遇措置が拡大されていますが、1987年以前の制度では
遺産の合計-基礎控除(2千万円+2百万円×相続人数)=課税対象額
となるので、さっきと同じ条件の場合、控除額は3千万円となって7千万円が課税対象となり45%の税率で3150万円の税収があります。
なので、相続税を1987年以前と同じに戻せば、多額の相続税が見込まれることになります。
基礎控除もちゃんとあるので、庶民の遺産には税金がかかることはなく、お金持ちの遺産にだけ税金をかけることができるという素晴らしい制度になります。
もう一つ個人的に増税してもいいのでは?と思うものがあります。それは酒税です。
昨年10月にタバコは増税となり1箱あたり110円程度値上がりしました。私はそのせいで禁煙に成功し、いまでは快適に過ごしています。
でも納得がいかないのは「同じ嗜好品であるお酒はどうして増税しないのか?」ということです。
私は下戸で一滴も飲まないので、お酒が値上がりしても痛くも痒くもありませんが、ここでも庶民的なアイデアがあります。
酒税は税率が複雑なので
http://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/qa/01/02.pdf
、
ここでは書きませんが、これを一律アルコール度数に応じて税率が高くなるように改正すればいいのです。
それならみんなが飲んでいるビールは安い税率になって、発泡酒や第3のビールで我慢してきたお父さんたちも再びビールで晩酌できるようになります。
一方アルコール度数の高いブランデーやウイスキーなどのお金持ちが飲むようなお酒は税率が高くなるので、税収が減ることはありません。
なぜこんなことを思うのかと言うと、タバコ増税の際、「税収確保のためではなく、健康被害が出る喫煙者を減らすためだ」みたいに言われました。
確かにそうかもしれません。
でもお酒も一緒です。お酒だって健康被害が出ます「百薬の長」なんていう人もいますが、飲みすぎれば身体を壊します。
ときにお酒は人をダメにしてしまうこともあります。お酒を飲んで車を運転し、事故を起こす人は後を絶ちません。お酒を飲んで暴れたり、他人に絡んだりするいわゆる「酒癖の悪い人」がいます。
一方たばこを吸って暴れたりする人はいません。「俺のたばこが吸えないのか!?」と絡んでくる嫌な上司もいません。
なので、タバコ同様、お酒も増税して適度な量でみんなが楽しめるようにすればいいのではないかと思います。