民主党は国民の生活を第一に考え、官僚主導から政治主導の政治を行うと言っています。
確かに、これまでの政治は官僚主導でした。自民党は官僚に仕事を丸投げし、官僚の作成したペーパーを読むだけの政治で何でも官僚任せにしてきました。
その結果、官僚達はにとって都合のいい天下りを量産し、多くの天下りを作り出し、無駄とも思える税金を使ってきました。
一方、官僚任せの政治を行ってきた自民党は自分たちの政治能力がほとんどなくなり、政権を失い、野党となった今も存在感を示すことすらできなくなってしまいました。
だからといって民主党が政権を握ったら政治主導の政治が行えるのでしょうか?
霞ヶ関の官僚は国家公務員Ⅰ種という難関を突破し、過酷な出世レースを勝ち抜いてきたその道(行政)のプロ集団です。
一方、政治家は世襲であったり、きれいごとを並べて票を得たり、知名度だけで当選したりで政治のプロはごくわずか。もしかしたら一人もいないかもしれません。
そんな政治家が自らの頭脳と実力でその地位にいる官僚達に太刀打ちできるのでしょうか?
私は難しいと思います。ミスター年金と呼ばれた長妻議員のように官僚と対立だけして何も残さないまま終わるのが関の山です。
政治主導を本当に実現するなら、政治家が官僚に太刀打ちできるだけの能力を持つ必要があります。
そのためには、国民が政治に関心を持ち、まともな政治家を国会に送り込む必要があります。
結局、今の日本の不景気や国民の不満は、政治家が悪いのではなく、能力の低い政治家を選んだ国民自身に責任があるのです。