~お ば あ さ ん ポ メ ラ ニ ア ン~
愚者と動物のシリーズの三回目・・・
前回登場した「お宮のおじさん」のことを母親に聞いてみた。
愚者の父方の祖父の弟らしい。
畑で採れた野菜をウチまで持ってきてくれたりしたが、声が大きいので母親は好きではなかったらしい(笑)
中学3年になり、今まで住んでた土地から約10キロほど西の町に引っ越した。
二学期が始まった頃、ウチの近所にポメラニアンが迷い込んできた。

ポメラニアン(イメージ画像)
目の周りは目やに焼けしていて、後ろ足を引きずって歩いていた。
とりあえず保護するべきと判断し、ウチに連れて帰った。
あくまでも「一時保護」というカタチなので家族に反対する者はなく、世話は愚者が担当することになった。
とりあえず「メリー」という名前がついた。
本当の飼い主が探しているだろう・・・
しかし数日一緒にいると情が移ってしまった。
こちらから「保護しています」のサインは出さずに、メリーとの生活をスタートさせた。
1ヶ月後、地方紙の夕刊の「読者窓口」コーナーで、彼女を探している趣旨の記事を見つけた。
「本当の家に帰るべきなんだろう・・・」
居間に全員集まった時、愚者が切り出した。
新聞に記載されていた電話番号に母親が電話して、しばらくすると呼び鈴が鳴りメリーとの別れの時がきた。
もう会えないと思うと感傷的になるはずだが、不思議と泣くこともなかった。
これが彼女にとっても幸せなんだろう・・・
ここで「犬第一期」が終了する。

保護した犬を届け出て、飼い主が見つからない場合は、一定期間を経て正式な飼い主になるようだ。
びび子のお友だちのワンコがそんな感じ・・・
散歩仲間の主婦は保護したことを後悔してるとネタっぽく言う。