六 百 九 十 一 夜 | 愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

タ  ロ  ッ  ト  仕  掛  け  の   セ  ン  ス  オ  ブ  ワ  ン  ダ  ー

田  湖 金 色 大 観 音 
~バ ブ ル 経 済 と 信 仰 心~  


愚者の行動が一番活発になるのは秋から雪が降る頃まで・・・
前日の晩から出かけて、人気のない駐車場にクルマを停め、ウィスキーを呑んで朝を待つ。

玉川ダムへ行ったときに田沢湖金色大観音を思い出した。
数年前に友人を無理やり誘って行ったあの場所は現在どうなっているんだろう?


友人のツボだった「インド風の門」
かつては門前右側に詰所があって拝観料を徴収する職員が常駐していたが、詰所が撤去されていた。


日曜日だが訪れる人はいない。
これは初詣で盛り上がった神社にも同じ事が言える。
一方的な願い事を押し付けられる度に神仏は疲弊していく・・・


ヒーリング音楽が境内に鳴り響く・・・


全長32Mの鋳造の観音としては日本一な観音像・・・
「UFOロボ グレンダイザー」が実存してたらこんなサイズなんだろうな~


秋の生ぬるい風に吹かれていたら、オスカー・ワイルドの創作童話「幸福な王子」を思い出した。

【幸福な王子】
町の中心部に高く聳え立つ自我を持った金箔の王子像が、あちこちを飛び回って様々な話をしてくれるツバメと共に、さまざまな苦労や悲しみの中にある人々のために博愛の心で自分の持っている宝石や自分の体を覆っている金箔を分け与えていくという自己犠牲の物語。最後は、金箔の剥がれたみすぼらしい姿になった王子と、南に渡っていくチャンスを逃して寒さに凍え死んだツバメが残る。皮肉と哀愁を秘めた象徴性の高い作品。


金ピカであるはずの観音像が少しヤれている。
ツバメが貧しい家に金を剥がして運んだんだろう・・・


仏像といえば胎内くぐり。
かつては「幻想宮殿」と称される世界が広がっていたが、現在は資料館・・・(汗)
撮影禁止とのことだが・・・


音楽が流れたり水が吹き出す演出がなくなっていた。
詰所にいる職員に「幻想宮殿」が改名した事を聞いてみた。

職員  「当時の設備を維持していくのが難しいみたいなんですよ」
    「今年の冬にメンテするらしいので、また来て頂ければ・・・」

レストランもお土産屋もなくなったこの場所にもう来る意味はなさそうだ。