四 百 七 十 六 夜 | 愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

タ  ロ  ッ  ト  仕  掛  け  の   セ  ン  ス  オ  ブ  ワ  ン  ダ  ー

ロ ッ ク ン ロ ー ル は 鳴 り 止 ま な い っ  15
~シュウヘイ・・・何があったんだ?~



~前回までのあらすじ~
結成して間もない田舎のパンクバンドが、まさかの新宿ロフトでライブ?・・・(驚)
2ヶ月以上先のライブながらみんな興奮していた。しかし・・・



土曜日の夜だったと思う。出かける準備をしていたら家電話が鳴った。
電話をかけてきたのはシュウヘイ・・・

シュウヘイ  「もしもしシュウヘイですけど、入院してて暇だからおみまいに来てよ。
○○病院だからね」


早口で一方的な電話は要件だけ言うと切れた。
○○病院は県都西部にある神経科と精神科の病院だ。
きっと右手の神経が寒さで患ったんだろう。あまり乗り気ではないが顔出しておかないと・・・

さっそく弟に電話して、一緒にお見舞いに行くことに・・・

愚者  「こちらに入院している○○シュウヘイに会いに来たんですが・・・」
職員  「少々お待ちください」

職員に案内され階段を降り、薄暗く長い廊下を歩くと、明るい大部屋のような場所に出た。
職員がインターホンに何やら話すと、中の職員が開錠・・・
2~30人くらいの患者の中からシュウヘイが現れ「面会室」へ通される。

シュウヘイ 「来てくれたんだ~ この椅子ぶん投げたいくらい嬉しいよ~」
愚者    「? ?」
シュウヘイ 「オレ保護室に3日いて、その間タバコ一本も吸わなかったんだぜ」
・・・相当興奮している様子・・・

シュウヘイ 「○○さん(愚者)が霊を操ってオレに話しかけてきて・・・」
愚者、   「・・・・・・・」
弟     「シュウヘイさん、早く良くなってまた戻って来て」

病院を出て家へ戻り、マコトに電話して全員を緊急招集し、今後について話すことに・・・

愚者  「もし戻ってきても一緒にはやれない」

この日の会議でシュウヘイは脱退扱いになった。
しかし、大きなライブを前に代わりのベーシストを探す時間もない・・・



つ づ く