四 百 三 十 九 夜 | 愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

愚  者(逆位置)  ノ  足  跡 ・ ・ ・

タ  ロ  ッ  ト  仕  掛  け  の   セ  ン  ス  オ  ブ  ワ  ン  ダ  ー

ロ ッ ク ン ロ ー ル は 鳴 り 止 ま な い っ  9
~新ベーシスト加入・・・~




~前回までのあらすじ~
ナオキの死から数日経ったある日、ミーティング場所にナオキの友人シュウヘイが現れた。



「オレをベースで使ってほしいんだけど・・・」
シュウヘイはライブの打ち上げで何度か見たことがある。家庭教師をしている大柄で野暮ったい男だ。
マコト曰く「いつ何時でも挑戦を受ける」の精神なので即決で加入決定だが、どうも好きになれなかった。

これにより、愚者(VO) マコト(G) シュウヘイ(B) 弟(Dr)というカタチになった。
大きな対バンを控えていたので、デモを渡してさっそく音を出してみた。
いい感じに鳴ってたと思ったが、帰りのクルマで弟が口を開いた。


「演奏に若干遅れがある・・・」

シュウヘイの左手の薬指と小指は小さい。
本人曰く、高校時代にふざけて窓ガラスを割ってしまい、破片が内肘に刺さり薬指と小指が動かなくなった・・・とのことだ。つまり指板を押さえてるのは指三本。
マコト  「とりあえずコレでいいんでね?」




そしてライブ当日・・・
ついに憧れのCRAZYーSKB氏率いるQP CRAZYとの対バンとなった。
QP CRAZYがツアーで来ることを知ったマコトが名乗りを挙げ、SKBさんが応えるカタチで実現した。
他はQPと一緒にツアーをしているインディーズバンド、地元のV系シーンのハシリとなったバンド。とりあえず一番集客力があるのはV系崩れのヤツ(笑)
お溢れがあったらしっかりあやかるさ・・・


早めに会場入りして向かいのコンビニで買い物をしてたら、ライブハウス前にワゴン車が停り、中からピンクの長髪の男が降りてきた。
愚者   「・・・ヤベッ CRAZY SKBさんだ・・・」


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つ づ く