ジョジョの奇妙な冒険第5部に出てくる人物【ブローノ•ブチャラティ】はご存じですか?


一見するとそんなにカッコ良くも見えないブチャラティですが、作品を見ていくに連れてブチャラティの魅力に惹かれたという人もかなりいます。

今日はブチャラティの魅力について書いてみました。私の勝手な想像も入れながら…


生い立ち


ネアポリス郊外の村で漁師の息子。両親とは特に仲が悪いという場面はありません。7歳で親の離婚を境に、父親についていく事になります。この時、母について行けばギャングにはなっていなかった可能性はありますね。後に父親の事件がブチャラティを変える引き金となるのですから…いや運命は変えられないのかもしれませんが。


何故父親を選んだかという理由は、父は離婚した傷を引きずる可能性があるという思いから、ブチャラティの義理や人情を描いています。母親はそんなブチャラティの優しさに将来の不安を感じて去っていきます。


 ​12歳になる

父親は息子思いの優しい人でした。

そんなブチャラティを、理想の学校に通わせたいという思いから、釣り人を船に乗せて稼ぐ事もしていきます。この事から、漁師の稼ぎだけでは生活するには苦しかったのかと想像します。それともブチャラティの賢さを見い出し、相応な学校に行ってもらうつもりだったのかもしれない…

後に自分の部下になるナランチャに対し、


学校へ行け!


というセリフはすごく重たい言葉です。

なんとなく学校に行っている人が多い中、この言葉はブチャラティの中のいろいろな意味のこもった愛のある言葉だと私は捉えています。


事件は起こりました。


釣人の男2人を小島まで乗せたのですが、父親は彼らが麻薬取引をしているところを目撃します。

父親は銃撃され、意識不明で病院に入ることになります


 ブチャラティの覚悟

一命は取り止めた父親でしたが、ブチャラティは父親を消しに2人組は現れると読み、彼らを殺害します。

後に


覚悟はあるか?おれは出来てる


という有名なセリフがありますが、この時からブチャラティは覚悟という重い言葉を理解していたのかもしれません。実際に覚悟をして行動するブチャラティの場面は多く書かれています。





パッショーネ所属

麻薬取引をしている人間を殺害してしまったブチャラティは、自分も自らギャングになる事になります。力には力で対抗するしかないという事を幼くして理解した答えなんですね。


彼の職業はギャング。パッショーネというギャング組織に属し、5人の中のリーダーです。ですが、作中に特にギャングらしい行動は出てきません。むしろ街の人から慕われている場面などが出る事から、用心棒的な振る舞いをしていた可能性があります。麻薬組織とはなるべく関わりたくないなと本人も言っていました。いつも冷静で天性の賢さを持っていたブチャラティでしたが、麻薬に対してはブチャラティが動揺する場面もあります。後にジョルノ•ジョバーナとの対戦では麻薬をしていた少年に動揺し、敗北する場面が印象的です。


幹部になる

ブチャラティは自分の部下が、やられた報復として第5部の主人公ジョルノ•ジョバーナに詰め寄ります。この時は、ギャングらしい行動でジョバーナを始末しようとするのですが、ジョバーナがスタンド使いとは知らず、結果ジョバーナを認めパッショーネの試験を受けさせます。この時ジョバーナはパッショーネの幹部ポルポを結果倒すのですが、これは頭の良いブチャラティが幹部になる為、最初から仕組んだ事なのだと思います。ブチャラティは幹部になるためには、ポルポの存在が邪魔でした。それをまだ完全に信用出来ないジョバーナと関わらせる事で、どちらか消えても傷まない状況を作ったのだと思います。この時はまだブチャラティがどんな設定なのか読者も分かっていないので、信用出来ないキャラとしては充分な設定ですね。


結果、ブチャラティはパッショーネの幹部になりました。

ちなみにポルポが何者かに殺害された事に対しブチャラティからは何も作中に出てきません。ギャングである事を強調している意図なのだと思います。


今回はブチャラティが幹部になるまでの事を書いてみました。

何かしら見ていただいた方から反応があれば、その後のブチャラティも書いてみたいです。