義母が生きてたら何て言うだろうな、私達の離婚のこと。

彼女は何も言わないかもしれない。

「自分達のいいようにしなさい。」

「離婚しても子供にとっては貴方達が親なのだから。」

そう言いそうな気がした。

実際義母も離婚したが、子供達は父親と会っていた。義母本人は離婚後、義父と亡くなるまでほぼ顔を合わせなかった。

生前義母宅へ遊びに行くと度々義父の話をしてきた。
「私は、本当は子供たちに父親のあの男と会ってほしくないけど、でもそれは私の意思であり子供達をコントロールできない。彼らの父親は、あの人なのだから。」

そう複雑な心境を私に明かした。義母の話を聞いていく内に私も段々と義父への信頼感を失くしていったが義父自身、その事を省き他人から見れば、

「良い人」だった。

だが父親として

「悪い人」だった。

その事を重々理解していた元旦那は

「俺はあの人(自分の父親)みたいにはならない、彼はなってはいけない父親のrole modelだ。彼はそれを示してくれた、そこだけは感謝している。」

子供達も父は最低な父親だと理解していた一方で、父親として尊重もしていた。
兄は両親の離婚がトラウマとなり(恐らく)人間不信になったと思われる、

「結婚はしたくない、離婚したくないから。」

それが彼の口癖だった。

私達の「結婚」と「離婚」についてどう考えていたのか。
やっぱり離婚したかと思っただろうか。

彼は一生独身かもしれない…。