義母の死に嘆く間もなく旦那の手術が始まった。

私はもちろん心配でしたが心のどこかで旦那は大丈夫なはずだと感じていました。


天国へ逝った義母が、

「息子は絶対生かして下さい。」と神様に頼んでいるはず、そう思った。

義母は敬虔なクリスチャンでした。日頃か教会へ通い祈りをささげていました。そんな義母ならそうしているに違いないと思いました。

旦那の手術が終わるまでの間、そう思いながら亡き義母の事を思いました。


生前義母は旦那に抗がん剤の副作用がどんなものかを伝えていました。

もし、貴方が癌だとして、これから抗がん剤の治療をしないといけないなら私の体験した事が役に立つかもしれないから教えておくわ。そう言って義母は抗がん剤の副作用を説明していた。


自身が癌に侵され弱っていくなか自分の子供も癌の可能性があると知り、どんな気持ちでいたんだろう…。考えると涙が溢れた。


「お義母さん、お願いします。旦那を助けて下さい。」


私は何度も何度もそうお願いしました。


「手術が終わりました。」


そう連絡が来て間もなく手術へ行く時は歩いて向かった旦那がベットに横たわって戻って来ました。


「どうだったんですか?」


「まだはっきりとは言えませんが胸部リンパ節に悪性らしきものがありました。詳細はまた後日お知らせします。」

そう言うと医師は足早に去っていきました。


「リンパ節に悪性…。」


頭の中でその言葉だけがぐるぐるまわっていました。