キジ白・キジ三毛・

 

三毛猫・と出会ってからもうすぐ2年が経ちます。

 

当時のわたしはハローワーク通いの失業中の身σ(´∇`*)

 

ゲリラ豪雨のごとき勢いの雷雨に

雨宿りをしていたライブバーからの帰り道、

大きな声で鳴いていた子猫(?)の声に接し、

姿を探して出会ったのです。

 

見るからに酷い猫風邪状態で目が塞がっていて、

それでも鳴き叫び続ける声に、

近所の方も深夜に窓を開けて

声の主を探してしまうほどの元気な鳴き声でした。

 

激しい雷雨で親兄弟とはぐれてしまったのか、

もっと前にはぐれてしまったのかはわかりません。

 

道路の拡張工事のために立ち退いた家々のあった地域で、

建物の基礎だけが残っていたり、

すでにきれいに更地になった土地は

一時的に花壇になっていたり。

そこの一画にびしょ濡れで泥んこ姿の子猫がいました。

 

立ち退く前のどこかの家の庭に住んでいたのかもしれません。

 

すぐ近くにはお寺さんも神社もあるし、

そちら方面から探検に来ていてはぐれたのかもしれません。

 

ひとまず保護して連れ帰り、軽くシャンプーをしてから

動物病院に連れていくまでの間、

友人に預かってもらい、ネットでケージを注文。

 

病院に連れていってからも、はしばらくケージ暮らし。

 

相当シツコイ猫風邪で一進一退を繰り返し、

なかなか治りませんでした。

 

それでも食欲旺盛な元気さでどうにかこうにか風邪を撃退し、

お腹の寄生虫の駆除とワクチン接種も終え、

無事にほかの猫たちと合流することができました。

 

がケージ暮らしの間、ケージの近くを通る度に

気に掛けていたのがキジ白・でした。

 

男子猫同士だったらどうだったのかわかりませんが、

女子猫だったので気楽だったのかも。

 

先住の薄茶母娘は10歳と9歳の

やや排他的なシニア猫たちだったし、

より2歳先輩のキジトラ兄妹はなんだかんだと

新参者を嫌がる気配もなく、

にしても心許せる存在に思えたようです(。→‿◕。)☆

 

ケージから解放されてからは家じゅうをで駆け回り、

少なからずも参戦していて、久々の賑々しさに、

ついこの間まで駆け回っていたシニア母娘は辟易し、

元気集団が近くに駆けてきただけで

「フ~ッ! シャ~ッ!!」の騒ぎ。

 

「フ~ッ! シャ~ッ!!」

思いっきり怒られると、

のスイッチが「フ~ッ! シャ~ッ!!」の主に方向転換され、

その発信元をどこまででも追いかけていき、

結局全員でドタバタ騒ぎ。。

 

何という気の強い(無邪気な)子猫💦

 

そうこうするうちに冬が近づいてきて、

誰彼となく猫団子となる日々も訪れたのでした。

 

それでも三毛猫・はグルーミングされつつ、

いきなり噛みついて顰蹙を買ったりしていました。

 

『自分は特別な猫なんだから』と思っているような

女王さま気質が災いしているようです。。

 

ある意味、一番肝が据わっている猫です。

 

キジ白・の根気強いイクメンぶりにも驚きました。

 

がうちにやって来たときも、

の母親代わりのような役目を果たしていて

驚いたことがありました。

 

うちに来た当初、には脇の下に傷があって、

なんだろうと思っていたら、ある日あるとき謎が判明。

 

なんと、は妹(?)のに自分の脇の下を預け、

チュパチュパチュパチュパ、

おっぱい代わりに差し出していたのです。

 

自身もまるで母猫のような満足げな表情で。

 

IMG_20161217_223116515.jpg

2016/11 撮影

 

いくらイクメン猫でもこんな子猫は初めてで、

11月の霜が降りるような時期に

キッチンペーパーを敷いた段ボール箱に入れられ、

街はずれの土手っぷちに置き去りにされた子猫兄妹の

結束の強さを思い知ることになりました。

 

2匹を健康診断に連れて行ったときも、

の診察で引き離されるときには大騒ぎ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 

お父さん 「一緒にいないとダメなんでしょうかね~?」

と、獣医さん。

お母さん 「妹のことを心配してるんだと思います」

 

が避妊手術で1泊入院したときのの心配ぶりも

ハンパじゃなかったです。

ひと晩じゅうを探し回っていました。

 

がエリザベスカラーを着けて帰って来たときの

の歓びようにもジ~ンとさせられました。

 

は母娘でもエリザベス姿を見た瞬間、

「あんた、誰? こっちに来ないで!!」

と、「フ~ッ! シャ~ッ!!」の連発で

怒りまくっていたのにΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

 

 

かと思えば、

薄茶トラ・をボス猫とでも勘違いしているのか、

が懐いているゆえの焼き餅なのか、

ときに、いきなりに猫パンチを浴びせることもあり、

 

つっきーちゃん何にもしてないのに何で殴るのよ~!」

 

「男が女に暴力振るっちゃダメでしょ!」

 

は男で強いんだし、

ちゃんは女なんだから守ってあげなきゃいけないでしょう」

 

と諫めなければならなかったり(´-∀-`;)

 

女子が男子に暴力を振るうのはいいのか

という話ではなく、

7kg超えの男子が4kg台(5kg近いか…)の年長女子に

理不尽なパンチを浴びせるのは、

長幼の序からもいかがなものかと。

 

も耳を全部後ろに倒して怒っているし、

怖がってもいるので。

 

に対してはいきなり殴りつけても、

がどんだけ挑んでこようが決して返すことはせず、

防御オンリー、されるがままなのです。

 

さて、三毛猫・

 

集団生活最初の頃のは、

みんなと一緒にごはんタイムを迎える度、

「このごはんはあたしの物! 誰にも渡さない!!」

とばかりに、食事の間中、

「う~ぅ~っ、う~ぅ~っ」

唸り続けて食べていましたΣ(ºд º///)

 

周りのみんなはそんなに近づかないよう、

それぞれのペースで

自分たちのごはんタイムを送っていました。

 

先住猫たちが大人に見えたときでしたが、

集団生活でのの食事への執着ぶりも

本当に最初のうちだけでした。

 

朝6時と夕方6時が自動給餌器からの

我が家の猫ごはんタイムなのですが、

育ち盛り子猫ののために

お昼の12時にも少しだけ食事を出すことにしました。

 

はダイエット中だったものの、

と一緒にお昼ごはんも食べてしまうようになり、

のお陰で運動量が増えたといっても、

所詮は狭い室内競技なのだし、

食欲(摂取カロリー)の方が優ってしまい、

あっという間に7kg超えの体重になってしまいました(*´~`*)ゞ

 

で、自動給餌器のフードの出口に手を突っ込んで

食べたいときに食べたいだけジャラジャラとフードを出しては

おやつや夜食を食べてしまう術を会得し、

5kg超えの体重になってしまったのでした(`゚Д゚´)ゞ

 

ごはんタイムに唸りながら食べることなど

一切なくなったどころか、缶詰ごはんのときでさえも、

だけみんなよりも遅れて

遠慮しながらゆっくりゆっくり食べていたりします。

 

まぁ、は好き勝手な時間にごはんを食べてしまうので、

みんなの通常のごはんタイムには

あまりお腹が空いてないのかもしれませんが(。・"・。)

 

ちゅ~るパーティのときでさえも、

先輩猫たちの騒ぎに圧倒されて近寄ってこなかったり、

ほかの猫用おやつでも同じくです。

 

「自分は特別な猫なんだから、

自分になんでも優先権があるんだ」

 

と、思い込んでいたかどうかはともかく、

みんなと一緒に食事を取るときのルールを

少しずつ理解したのかもしれないです。

 

慌てて独り占めしなくても自分の分はちゃんとあるし、

もしもほかの猫に食べられてしまっても、

また出してもらえるからと安心したのでしょう。

 

近頃はほかの猫が寝ているところに飛び込んでいって、

タックルを仕掛けたり噛みついたりすることも少なくなり、

ほかの猫に怒られたり、煙ったがられたりすることも

めっきり少なくなりました。

 

噛みつき癖のある猫は、

あまりにも幼いときに兄弟と離れてしまったために、

ほかの猫たちとの遊び方や距離感、

コミュニケーションの取り方を学ぶ機会を失くして

しまった猫と言われますが、

今では噛みつき癖の名残りを思わせる程度になりました。

 

それも気難しさの表れなのでしょう( *´・ー・`)

 

いつでも母猫・に守られてきた

兄者猫・に守られてきたとは違って、

もともと自立した逞しい性格の三毛猫・でしたが、

ひょっとしてのお姉さんか

保護者気取りでいるのではないかと

思わせるときもしばしば(*´∀`*)

 

男子猫の常で、

はわたしに対してストレートに甘えてくるので、

はだんだんツンデレ姫になってきた傾向も。

 

キジトラ・と遊びたくても寝ているのでちょっかいを出さない三毛猫・

 

に甘えに来たというより、守りに来た感じの三毛猫・

 

が寝ている間ならわたしを独占できると思ったのか、

わたしが寝るときに呼んでも近頃は全然寄ってこないのに、

昼寝(二度寝)してたらちゃっかりわたしの隣りにいました(。→ˇ艸←)

 

否、わたしを独占したかったのではなく、

を独占したかったのか💦

 

冬の間はとで、

わたしは両手に花ならぬ両手に猫状態で眠りにつくのに、

さすがに夏だし、換毛期だし、

もわきまえているのでしょうか(ノ´∀`*) 

 

猫は家じゅうで一番居心地のいい場所を見つけるのが

得意だし、我儘な人間の言うことなど、いちいち

聞いちゃいられないというのが当たりかも。

 

フロンティア精神で自分仕様に居心地よく

寝場所をカスタマイズするのもお手のものだし。

 

三毛猫らしく姉御肌のツンデレ姫に育ちました三毛猫

 

が鳴いていた空き地は昨年新しい道路になり、

わたしは毎日の通勤ルートで通り抜けています車

 

 

 

 

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