先日、夕飯前のちょっとした空き時間に、

ツレと話していた時のこと。
 

この間近所のディスカウントスーパーで、

上州うどん ひもかわと書かれた乾麺を見つけて、

ひもかわという響きが懐かしくなって買ってきちゃった(1袋♪)

というわたしの話に端を発します(´・∀・`)ゞ

「子供の頃は(平打ちうどんは)ひもかわっていう呼び方が

千葉県界隈では一般的だったのに、

それって群馬の影響だったのかなぁ。

いつの間にか関東でもひもかわじゃなくって、

きしめんっていう呼び方の方が一般的になっちゃって、

ひもかわって書かれてるのは見かけなくなっちゃったんだよね。。。」

(⁰︻⁰) ☝ と、実際にはもっと端折った言葉で伝えたのでしたが、

ツレに言わせると、

きしめんっていうのは名古屋のものだからきしめんであって、

そもそも、上州うどんやほかの土地ではきしめんとは言わないでしょう」
目をまん丸くしていたわたしに、
稲庭うどんだって何だってそこの土地限定のものでしょ」
とのこと。

「え~!? 千葉県の工場で作ったうどんだってきしめんきしめんだよ」
と、わたし。
「そんな話は聞いたことがないねっ」
と、強気なツレ(‘‘。)ゞ

その辺りまでの会話で彼は出かけてしまったのでした。
別段喧嘩したわけではなくて、

出かける時間になって出かけていったのでした(。-∀-)

ともあれ、うどんについての意外な展開に

こちらも気になってしまい、ネットで検索Y⌒Y⌒⌒ ヾ(o´Д`)ノ

まずはgoo辞書によると、

ひもかわ【紐革】
1 革で作った紐。2 「紐革饂飩(うどん)」の略。

ひもかわ-うどん【紐革饂飩】
革ひものように平たく切ったうどん。きしめん。

と出ているではありませんか( ´∀`)

わたしの愛読書「新潮国語辞典-現代語・古語-」

(平成5年版)でも似たような説明で、
ひもかわ
-ウドン【-饂飩】革の紐のように平たく製したうどん。

→いもかわうどん[喜遊笑覧]

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わたしが子供の頃(昭和40年代頃)は、

食料品も置いてある(行きつけの)酒屋さん

(乾物屋さんとも呼んでいた)に買い物に行って、

うどんと言ったらゆで麺で、

太麺(普通のうどん)細麺ひもかわの3種類だったんです。

 

そのお店以外では細麺のうどんは見かけたことがなく、

そこでも仕入れの数が少なかったらしくて

滅多にお目にかかれなかったので、、

だいたいはほかの2種類のうどん麺から選ぶ感じでした。

普通のうどん玉か、ひもかわか。

年季の入った重そうな平たい大きな木箱(麺バット)には、

竹のすのこが敷かれ、びっしりと麺が並べられていて、

うどんのほかには日本蕎麦(ゆで麺)と

焼きそば(蒸し麺)の木箱がありました。

平たい木箱(麺バット)はいくつも重ねられていました。

バラ売りの麺をその場で経木に包んでくれたんです。
いかにもおいしそうで、手渡しのありがたみもあり、

当たり前にエコな時代でした。
 

当時でも経木に包んでくれるのはすでに貴重だったような

気がします、母からの話でなんとなく。

 

バラ売りの麺を買ったときのほかには、

肉屋さんでコロッケやメンチカツ、

とんかつなどの揚げ物を買ったときにも経木に包んでくれ、

それを新聞紙でくるんでビニール袋に入れてくれました。

魚屋さんも同じく。

 

もちろん、買い物カゴも必須アイテムでした(・∀・ゞ)

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さてさて、きしめんについて調べてみた結果、

Wikiには日本農林規格(JAS)の表示規格によって、

乾麺、生麺、ゆで麺、半生、冷凍麺などを問わず、

平打ちうどんのことをきしめんと表示していいことになっていました。


「名古屋きしめん」表示の場合だけ特別な基準があり、

それ以外は、ひらめんきしめん、又は、ひもかわと表示できるとのこと。

農林水産省/乾めん類品質表示基準
http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/kokuji/k0001185.html


ところで、NAVER まとめサイトさん、ありましたね(゚ー゚`ゞ)
うどん好きなら絶対に食べておきたい“ひもかわうどん”とは
http://matome.naver.jp/odai/2136519822033081601


わたしのイメージしていたひもかわとはまた違った、

こちらのNAVERは郷土料理としてのひもかわについて

まとめられていました。
おそらく、こちらのひもかわうどん

ツレも知っているものだと思います(・∀・*)

そして、そして、驚いたことに……。

「ひもかわラプソディ」なる映画も

「ショートショートフィルムフェスティバル」で、

今年の6月に上映されていたんでしたね~ヽ(゜▽、゜)ノ

 ひもかわラプソディ公式サイト 
http://www.himokawa.com/index.html


地デジ非対応住居にて隠遁生活に近いようなわたしとしては、

映画についての情報はまったくの偶然でした(/゜o゜)/
個性派キャストだし、ちょっと気になります(*´艸`*)


ひもかわきしめんについては、

単純にツレとわたしとの認識のズレだったわけです。

郷土料理としての認識でくくるかどうか。

 

わたしは郷土料理としてではなく、一般的な呼び方としての

つもりで話していただけなので。

 

ひもかわ(うどん)という呼び方については

全国的に通じるのかどうなのか興味があったので、

わたしもいい勉強になりました。
 

ごく一般的な平打ちうどんとしてのひもかわという呼び名は、

関東以外では(やっぱり)使われていなかったらしいという感じかも(*v.v)。
 

それと改めて、

ひもかわ(うどん)のルーツについても知ることができました。


7日の立秋を過ぎて、台風一過となり、

セミの鳴き声もなにやらいろいろな種類のセミが鳴きまくっていて、

昨日は珍しくツクツクボウシもすぐ近くで鳴いていました( °o°)☆彡
 

ツクツクボウシが鳴く頃になると、夏休みの宿題もそろそろ

やらないと……と、焦り始めたのを思い出します。

 

草むらの虫の響きも一斉に秋の音色になってきたようです。

流星群も湿気やら曇り空やらで、

なかなかグッドタイミングで観られないものですね(゜ーÅ)
まぁそれでも、気づいたときには空を見上げるのを楽しみにしています。
ブログをupすることも極力忘れないようにしたいです_(_^_)_