先日、「ヒョンビンがレモンと言ってた?」という
タイトルでブログを書きました。

第10話の最初の方のシーンで、
キル・ライムのことを、
訳では、「キル・レモン」と言っているはずなんですが・・・。

レモンには聞こえなくて
何度聞いてもテンジャンチゲの
「テンジャン」に聞こえていたんです。

でもテンジャンって、韓国の味噌。
なんで味噌っていうんだろう???

それでも訳は「レモン」だし・・・。

映像漫画本が届いてわかりました!

탱자
テンジャンではなく、テンジャだったんですね。
これを直訳するなら、レモンではなくて、カラタチ。


カラタチを調べてみると、ミカン科カラタチ属カラタチ。
「樹高は2-4メートルほど。枝に稜角があり、
3センチにもなる鋭い刺が互生する。」
とありました。

ライムもレモンもカラタチも仲間のようなものですが、
私はこの「鋭い刺というところに
注目しました。

このドラマの作者の意図が、
こんなに短い言葉にも含まれているのではないかと
勝手に解釈してしまいました。

高い鼻をドアでぴしゃりとぶつけられたキム・ジュウォンが
「キル・ライム」を「キル・テンジャ」と呼ぶのには、
刺のある皮肉が含まれていたのではないか・・・と。

最初にドラマを見て、「キル・カラタチ」という訳だったら???
だから、やっぱり「キル・レモン」という訳は秀逸ですが。

言葉の背景を深く知ると、さらに面白く感じます。

ちなみに、テンジャンチゲ(된장 찌개)の

된장
というのは、「固い醤」を意味するのだそうです。
韓国語の9つが最初アホに聞こえたように
やっぱり知っている言葉に置き換えて
聞こえてしまうんですね。

もっと、勉強したくなりました。