かわにしの丘しずお農場にある『ペコラキッチン』は、しずお農場産の幻のサフォークラムを頂くことができる。
全日空国際線ファーストクラスの機内食に採用されたこともあり、銀座や京都の高級レストランにも卸されているもの。
【食べたのは】
「士別サフォーク上焼肉スライスセット」は、サフォークラムのモモ。
ペコラキッチンのラムは鮮度が良いので、少しレアで食べることをスタッフからおすすめされる。
ラムは柔らかく、ジューシーで甘みのある肉汁が広がる。ラムの臭みがまったくない。動物性よりも植物性の油寄りかと思えるほどのさっぱりした肉汁。
ラムではない、今まで食べたことのない別の肉のよう。
ラムのクセがなく主張し過ぎないので、店の甘めのつけダレてでも美味しいが、色々なソースにも合いそう。
もも肉を頂いたが、ロース肉だと旨みがしっかりとあるらしい。
2022.10訪問
https://www.shizuo-farm.com/
【幻の国産サフォーク羊】
ジンギスカンなど国内で食べられる羊肉の99%はオーストラリアやニュージーランドからの輸入品で、国産羊肉の流通量は1%ほど。
その国産羊肉の中でも至高の品種に格付けされるのがサフォーク羊。
サフォーク羊は暑さや湿気に弱く病気に弱く、繁殖や飼育が難しいため、国内での飼育は限られており、幻の羊肉とも言われる。
【しずお農場のサフォーク羊】
外国産のサフォーク羊は放牧で青草を食べて育つが、青草は羊肉特有の臭みの原因となり、放牧では筋肉が発達し肉質が硬くなる。
しずお農場では、環境が調整された衛生的な羊舎で育てて天候を見ながら外で過ごす時間も与えるので、肉質は柔らかくなる。
穀物飼料を与えるので羊肉臭さはなく、ビートは脂の甘みとなる。外国産とは異なり手間暇かけて育てている。