【ソフトクリームは出来立て】
ソフトクリームは、生乳・生クリーム・脱脂粉乳などの乳製品・砂糖などをブレンドしたソフトクリームミックスを、各店舗のソフトクリームフリーザーで−7℃から−5℃で攪拌・冷却して作る。
だから『出来立てのフレッシュ感』を楽しめる。
【アイスクリームは冷やし固まってる】
このソフトクリームミックスを−30℃で急速に冷やし固めて保存し、−18℃以下で販売されるのがアイスクリーム。
ソフトクリームとアイスクリームに成分の違いはない。
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【ソフトクリームのなめらかさ】
ソフトクリームはフリーザーで攪拌される際に空気を抱き込む。
空気の泡が混ざることで、凍っていても『口当たりがなめらか』となる。
この時の空気の混入度合い(オーバーラン)は風味に影響する。
【ソフトクリームの風味】
オーバーランが低い(空気が少ない)と、『ねっとりと重たく風味が濃くなる』。
オーバーランが高い(空気が多い)と、『ふわっと軽く風味が爽やかになる』。
【ソフトクリームの口溶け】
ソフトクリームは、脂肪・たんぱく質・糖質などの成分と、水・空気からできている。
これらが均一に混ざり合う組織であることで『口溶けの良さ』が生まれる。
【ミルクの風味やコク】
ソフトクリームの『ミルクの風味やコク』を決めるのは、原料となる牛乳や乳製品。
牛の種類、エサの種類、気候、季節、殺菌の方法、ノンホモジナイズドのミルクか、グラスフェッドミルクか、乳脂肪分、無脂乳固形分......
それぞれの違いが風味やコクの違いを生む。
【乳脂肪分8%以上】
アイスクリームは、乳固形分(牛乳から水分を除いたもの)15.0%以上、
うち乳脂肪分(乳固形分から無脂乳固形分を除いたもの。つまり牛乳に含まれる脂肪分)8.0%以上のものを言う。
牛乳−水分=乳固形分
乳固形分−無脂乳固形分=乳脂肪分
これをフレッシュなまま食べるのがソフトクリームで、−30℃以下で冷やし固めたものがアイスクリーム。
【ジェラートは5%くらい】
ジェラートはイタリア語でアイスクリームのこと。
イタリアのジェラートは乳脂肪分5%前後で作る。
これは乳脂肪分8%以上の定義のアイスクリームではなく、5%以上のアイスミルクに分類される。
【コーン】
コーンは『CONE』=『円錐形の容器』という意味。
主原料はとうもろこしではなく、小麦粉。