今日はランチに対照的な店を二軒ハシゴした。その1軒目のレポートです。ネット情報で炒飯が旨すぎるとの話題の店へ行ってみた。なんとランチは12時~12時半と30分しか営業しておらず、夜は二万円以上のコースメニューしかやっていないという恐るべし中華料理店のようだ。11時59分に着いたら、既に15人ほど並んでいた。これは断られるパターンかとビビッていたら、12時5分くらいに門扉が開き、中の椅子ピッタリで何とかギリギリ入ることが出来た。私の後ろ(お店の外)にも10人ほど並び始めた。並んでいる人々は一見ではなく、常連のようだ。炒飯だけが有名なのかと思いきや、焼きそばも有名のようである。半分が炒飯(海老炒飯と五目炒飯がほぼ同数)、半分が焼きそば(五目焼きそばと豚肉細切りそばがほぼ同数)でオーダー。家族経営のようで、息子さんらしき人だけが忙しく中華鍋を振るっていて、忙しさはまるで鉄火場のように激しく、やり合っている。炒飯も焼きそばも全員分ほぼ同時に一人で作るから、重い中華鍋をひたすら振る姿が辛そうだ。

20分ほど待っているとオーダーした五目炒飯が届いた。確かにこれはホンモノの職人の仕事。完全にふわパラになっていて完璧!炒飯の中に貝柱やハムの強烈な旨味と一際スパイス感が漂うが、これはウイキョウ(茴香/フェンネル)か八角(スターアニス)のアニス風味だ。超絶旨い!!スープも出汁が効いていて完璧。これは並ぶのも分かる気がする。きっと焼きそばも超絶美味しいのだろう。しかもこの手間で850円!!夏場だったら嫌になるほど大変だろう。外に並んでいるお客さんもそろそろ打ち切りらしい。夜がメインでお昼は多くとも30人ほどで終了したいのだろう。炒飯も焼きそばも良いのだが、健康面で問題がある。それは糖質がメインで、野菜やたんぱく質が少なく、バランスが異常に悪いことである。しかし、それはある意味外食の宿命であるのかも知れないが。。。店名は大井町駅前ゼームス坂の『萬来園』です。

(2018年1月9日投稿)

 

萬来園中華料理 / 大井町駅鮫洲駅青物横丁駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8