魔の巣窟　ニュー新橋ビル地下1階　秩父郷土料理　『千嶋秩父』

新宿ラシントンパレスが無くってもうだいぶ経つが、東京にはまだ最期に遺された九龍城砦が存在する。それは高度成長期の昭和46年3月に完成したニュー新橋ビルに他ならない。ビルにはレトロなゲームセンターがなぜか多い。地階にはたくさんの食堂や居酒屋、足裏整体などがあり、中国人エステの呼び込みもかなり強烈だ。定食屋の呼び込みにも中国人女性を起用している店も多く、かなり強引だ。ただどの店も旨い。日テレ社員御用達の地下一階にある秩父料理専門店は、美味しい秩父の郷土料理を堪能できて、結構混んでいる。秩父では「しゃくし菜」という野菜の漬物が有名らしいが、ここには無かった。魚定食は、郷土料理とは全く無関係の秋刀魚の塩焼きだが、野菜タップリでとても美味しい。鰹節と玉葱盛り盛りの冷奴にもビックリ。