昨日のディナーは北上野のとんかつ『まる一』。まず上野駅北口を下車して、昭和通り沿いを闊歩すると、いきなり昭和の雰囲気が漂います。ゲイビデオの中古を扱ってメーカーと裁判になった、老舗大人の玩具屋「黒猫館」。そして“チャイエス”と呼ばれる中国エステの看板が並ぶマンション「アルベルゴ」。ここには二十年の歴史を閉じたピアスというSMクラブなど、かつては数々の風俗店がひしめき合っていましたが、現在は中国エステだらけになってしまいました。このマンションはトラブルも多く、分譲なのですが、共用部分である管理人室などを無断で管理会社が登記・転売して裁判になってます。所有者たちの資産価値は著しく目減りしました。
そしてその先にはノンケ疑惑の千葉さんもひたすら通う、ホモスナック街が広がります。ネーミングも昭和ですが、強烈なものもあります。昭和通りを挟んで反対側はバイク街となってます。
さらに進んだところに「まる一」は存在します。まる一と云えば、大森・蒲田と都内屈指のとんかつ店の暖簾分けだと思われ、あちらと違い、一時間以上の行列がないだけでも助かります。
4人で行き、みんなでヒレとロースをシェアしました。蒲田や大森と較べ、量は少ないのですが、料金はかなり安いです。メニューも鯖の塩焼きやら生姜焼きまで揃えています。肝腎なトンカツの味はというと、確かに旨いです。この値段でこのクオリティなら文句無しです。あと9時半ラストオーダーと遅くまで営業しているのも嬉しいです。
(2015年11月5日投稿)

とんかつ まる一とんかつ / 上野駅稲荷町駅京成上野駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5