「ハイボール」独り勝ち時代は終わった!

ここ数年、居酒屋マーケットを席巻してきた「ハイボール」ブーム。いまやサワー、酎ハイと並んで、居酒屋では当たり前のドリンクとして定着したが、そろそろトレンド牽引役としてはその役割を終えたのではないか。


2008年、銀座コリドー街「まる吟」の角ハイボールタワー設置から始まったサントリーの仕掛けは見事に大き なうねりとなり、「角ハイブーム」は飲食業界に燎原の火のように広がった。しかし、「トリスハイボール」の仕掛けは私から言わせれば失敗。「美味くない」 という印象は、せっかく女性客まで取り込んでいた市場を混迷させた。むしろ、顧客は「山崎」や「響」のソーダ割りを志向、ハイボールといえどもやはり味と 質優先のマーケットに変化し始めている。それから、「飽き」もある。ハイボールに飽きた客は、すっきり辛口の酎ハイやヘルシー志向の生果実サワー類に戻り つつある。私も、角ハイボールを避けて、最近はなんともいえない清涼感と質感のあるキンミヤのソーダ割りや柑橘系果実をギュッと絞ったサワーなどを注文す ることが多くなった。
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