久々に川崎へ。
ラ・チッタデラオープンはいつのことだったか。
華やかなオープニングが懐かしいが、やはりチッタはテーマパーク的ポジションから抜け出ず、
川崎マーケットを根本的に変えることはできなかった。
そして2006年、西口に巨大な商業施設「ラゾーナ」がオープン。これは川崎を変えました。
人の動きも、イメージも。ラゾーナに出た飲食店、当時は“賭け”的な要素が強かったと思いますが、
結果は「吉」と出たようですね。
発展する街には、「聖」と「俗」のコントラストが必要だそうですが、川崎駅を挟んで、ラゾーナは「聖」、
東口の飲食街、歓楽街は「俗」。「聖」が大きくなれば、「俗」も賑わいます。だから、私は、東口はこれから
面白いと勝手に思っていますが、あんまり変化が見られませんね。
ベタでディープです。それでいいんですが。
「磯丸水産」、ここにも。
チェーン店や飲食店、怪しい横丁などが密集する仲見世通りを歩いてみました。
なかなか渋い焼鳥屋さん。有名店なのでしょうか。
奥に行けば、コリアン系の店が増えます。
ディープです。
おやっ、ちょっとクールなバーも。
それにしても、ワイン業態の店が少ない。
いわゆる“ワイン不毛地帯”なのか。
逆にいえば、進出の余地あり。
モアーズの裏のほうに。
APカンパニーの店は、ここでも目立っていました。
目的の「雑魚マニア」は京急川崎駅側。
ビジネス街みたいですね。
ありました。「雑魚マニア」。
写真を撮っていたら、店の中から店主らしき人が飛び出してきた。
「佐藤さんですか?」
なるほど、これがグローバルダイニング出身者のセンサーなのか。
店を預かる店主の島田さん。
「雑魚マニア」、ネーミングがいいですね。
それだけでアドバンテージ!
コンセプトは収穫量が少なくて正規流通ルートに乗らない地魚たちを仕入れて提供。
築地の業者「鮮魚の達人協会」東京代表の『尾辰商店』と提携して安定的な調達を実現した。
フースタで取り上げたところ、すぐにアクセストップ10に入り、実質トップをキープしていた。
記事はこちら⇒ http://food-stadium.com/headline/001437.html
刺し盛り。
ユニークなのは、「店内競り」。
面白いんだけど、個室中心の店内では、臨場感イマイチ。
メニューも改善点が少なくないと思いました。
島田さん、頑張ってください。
やはり、新業態としてコンセプトはいいんだけど、それがイマイチ客に伝わらない。
居抜き物件の限界を感じました。
丸井のある川崎ルフロンで〆。
新橋でブレークしている「カルネヴァーレ」の1号店があるので、初訪問。
なんとビル内ではなく、広場の一角に。
三宅さんらしいというか、凄い場所に出店できたものです。
しかも、こんな広い仮設フロアが。
おそらく売り分契約なんだろう。
こういうふうに商業施設に出店する方法もあるんだという例として貴重かな。
ワインががぶがぶ進む環境でした。
川崎のこれからは、東口の飲食街の変化にかかっている。
かなり変わる要素を秘めている気がしたんだけど、どうだろうか…。