神田南口にオープンした新飲食ゾーン。その開発にあたった「ラクテンポ」の野原正哉社長さんから、熱いメッセージをいただきました。


シェフから不動産業界へ。飲食の現場をやってきた方だからこそ生まれたプロジェクトだったんですね。



(以下、ご本人のメッセージ)



「私は、もともと12年間東京都内でフランス料理店を4店舗経営しておりましたが、平成12年に閉店し、不動産業界に転じました。

その後、大手チェーンの店舗開発や契約管理の仕事を経験したのち、平成19年に、店舗出店や契約管理スキーム改善のコンサルティングを行う有限会社ヌースコンサルティングオフィスを立ち上げました。

私自身が店舗出店で苦労した経験があり、大手だけでなく、個人や小規模な組織の店舗出店や店舗コスト削減のお手伝いができればとの思いでのスタートです。
さらに昨年、不動産業界の交流会をきっかけとした賛同者が集まり、「一等立地に路面店舗を創りだす」と銘打った新事業として、株式会社ラクテンポを立ち上げました。

ここ数年続いていた不動産バブルのあおりを受け、都心部の貸しビルの賃料は高騰し、まっとうな飲食業が経営できるレベルを超えていたことは間違いないと思います。さらに、バブルの遺産のように、開発で余ってしまったような狭小地、遊休地、開発がとん挫した用地などが都心に散見されます。

ラクテンポの事業は、これら一見「中途半端」に見える用地に、低コストで建物を建てテナントに入居いただくことで、土地所有者とテナント双方の事業投資を堅実な範囲に抑え込むことを実現させようとするもので、大規模商業施設とは違った個性ある店舗建物の実現と健全な飲食店の経営環境の創設を目指しています。

ラクテンポ001の実現までに、会社設立準備から約1年掛かりましたが、ようやくランドマークともいえる物件が完成、素晴らしいテナントに入居いただきました」

次のプロジェクトが楽しみですね。“居抜きブーム”の次は、新たなスケルトン出店の手法として“ラクテンポ・スタイル”が注目されるかも…。

株式会社ラクテンポさんのホームページ⇒
http://rakutempo.com