このニュースは面白い!



同じ業態の外食ライバル同士が共同で、キャンペーン。こんなことはあまりない。

(外食.Bizより)



関門海と東京一番フーズが“てっさ”1人前を29円で
初の合同イベント、とらふぐの気軽な利用を訴求

関門海と東京一番フーズは2月8日から、両社のふぐ料理業態で合同イベントを開催する。2月9日の「ふぐの日」に因み、関門海の「玄品ふぐ」と東京一番フーズの「とらふぐ亭」で“てっさ”1人前を29円で提供する。両社による合同・同時イベントは「今回が初」(関門海)で、実施は17日までの10日間限定。


両社は同じ東証マザーズに上場している新興外食企業。


外食不況を乗り切るためというか、プロモーションとしてはなかなかフックの効いたイベントだ。


「餃子の王将」も最近のマックの好調も、プロモーション効果が大きいといわれる。


低価格に飽きた“外食ユーザー浮動票”を狙う作戦だ。


2010年は、こうした外食企業の“プロモーション・イベント競争”が始まるのかもしれない。


もう一つ、やはりこうしたライバル同士が“住み分け”しながら、縮小するマーケットを支えあう。客を分け合うという発想。


スーパーや家電の1円を競う“激安競争”、潰すか潰されるかの“仁義なき戦い”に突っ込むのではなく、


このへんで“共存共栄”していこうというスタンス。


逆に言えば、外食の危機もそこまで深刻化しているということでもある。


注目したいニュースでした。