11日の月曜日。
恵比寿「buri」がリニューアルオープンしたというので、駆けつけた。
2005年8月オープンから丸3年。“おしゃれ立飲み”の元祖の店。
オープン時のPRを担当して以来、この店の定点観測を続けてきた。
経営は竹若。それを「BUCHI」グループの東美が運営を引き受け、東井さん＆岩倉女将カップルが仕掛けた“カップ酒”で一大ブームを巻き起こした。
一年前、竹若の直営となり、そして今回、新たにサウスムーンに運営委託、心機一転の再スタートとなった。
“つなぎ”で頼んだ村田一家は撃沈。国分寺の居酒屋王子もどこかに消えた。
この日、お祝いに顔を出すと思っていたんだがね。若いってことか？
カウンターの天板を一新。焼き鳥の焼き台も撤去。
カフェバーみたい。お客さんの間口は広がるかも。
新しく運営を引き受けたサウスムーンのニーノさんと塩入満之さん。
塩入さんは大昔、WDIでカプリチョーザを立ち上げたんだって。
“ラティーノバール”として進化して欲しい。音楽も考えて！
さて、この日は佐々木さんチームがお盆休みに入るので、休み前の最後のリサーチ。
新宿2丁目界隈を猫歩きしようということになった。
まずは、「ありがとう」でひと休み。
ここは、3丁目から2丁目に旅するための“峠の茶屋”だ。
「立呑み」なのに、立って飲む客はいない。
3丁目ドミナントの「呑者家（どんじゃか）」グループです。
後ろ姿も麗しいママが2丁目案内人だ。
「ありがとう」のテラス客席。夏はここに限る
「ありがとう」から眺める2丁目の街。
ここは、まさに峠の茶屋。
2丁目のすべての通りを歩き、1丁目へ。さらに新宿通りを渡って、新宿御苑沿いをパトロール。
御苑に面して、マンションやオフィスビルが立ち並ぶが、広い石畳の歩道が整備されて、雰囲気のある通りになっている。
「ラ・ボエム」も発見。すごいのは、「礼華」「古月」「東順永」などの中華名店が立ち並ぶこと。
なんか、ちょっとだけど白金台や代官山の空気が漂う。
“ギョエンゼーネ”が生まれているのかも知れない。
もっと、オープンカフェが増えれば、プラチナストリートみたいになるかも。
「新宿御苑駅」のところで、新宿通りに出ようとしたら、路地裏に「かぶら屋」が。
客もそこそこ入ってます。
「かぶら屋」。なにげに強いね
新宿通りで、ひときわ強いオーラを放つ居酒屋が。
串揚げ「しゃかりき」。
四ツ谷にある炭火焼鳥「どげん」の姉妹店。
甲子園系ですね。
新宿御苑の新宿通り沿いにはファーストフード・専門店チェーン系も多い。
渋谷警察前の明治通りと同じ。
元気な店を見つけた。
「餃子の福包」。豊州ららぽーと、六本木に続く3号店。
「肉屋の正直な食堂」。カウンターに一人用のIHコンロが仕組まれていて、そこで肉を焼いて食べる。
「ペッパーランチ」がベンチマークか。
経営は「八百八町」「ひもの屋」 の石井誠二さん。
2丁目に戻り、1階路面のちょっとコじゃれたカDJバー「ALAMAS CAFE 」で休憩のワイン。
7月5日にオープンしたばかり。なかなかセンスのいい内装の店でした。
この辺のランドマークバーは「ADVOGATES 」。
2000年にオープンしてからずっと盛況。『アリガット』でスクープ取材させてもらったんだけど、いまの店長さんは、
「知りませんね」。
写真もその場で「削除」させられました。
普通なら抵抗するんだけど、
「お客さんには外資系のエリートの方もたくさん来ているので、肖像権がありますから…」
取材拒否慣れしてるね。
写真を扱う場合、表現の自由ｖｓ肖像権侵害は難しい問題だ。
議論している時間がないので、削除に応じた次第。
2丁目に7月5日オープンしたばかりの「ALAMAS CAFE
」。
せっかく、2丁目に来たんだから、どっか寄ってこ！となって、佐々木さんチームが昔から知っている「AILARA」 へ。
音楽ノリノリ、ダンスもできる“アスレチックバー”だ。
ママの古田そのみさんは、この街では有名人。いわゆる2丁目系ではありません。
「アイララ」の看板。
いい感じです。パーカッションの音が響く。
マラカスなんて持たされて…。
なぜか、バブル時代が懐かしい。