6日は「東京外食サミット」 に参加。フースタも“特別協力”(といっても何もできなかったけど)したので、顔出し。受付には素敵なオルガナイザーのHBI・八亀さんが 。いつもさわやか。基調講演はタイムリーなエコ問題。京都造形芸術大学・竹村真一教授を特別ゲストに招き、「地球環境と食」。大事な話なんだけど、ちょっと遠かったかな。でも、「スパイン風邪の原因は鳥インフルエンザだった。あのときは弱毒性。今回の鳥インフルエンザは強毒性。新型ウィルスの原因だとしたら、今回は70億の人口の1割は死ぬ。外食にような人が集まる場所は最も危険」だそう。じゃ、外食やめて家に引きこもりますか。恐~い話だった。大地震も来るというし、これから人は刹那主義に走るのかな。やはりエロい外食は必要だ、ということにならない?


でも、外食企業もこれから、

エコをキーワードに何かやらないと…

魚、野菜、肉…自然、生き物など海、山からの贈りもので成り立つ外食。その恩返しに何ができるのだろうか?外食ににおける“ハイブリッド経営”とは何なのか。。



第二部は「エコの次はエロとエゴ」という稲本さんの冒頭仕切りでパネルディスカッションが始まった。色気ある話が出るのかな、と思ったけど「人材教育、接客サービスの極意」という真面目なテーマだからあんまり脱線しなかった。みんな脱線を望んでたのにね。外食サミットの仕掛け人で主催者のイケメン物産マン、コアラッキー のふだんのエロさをぶつければよかったのに。でも、サイタブリア の石田女将の言葉はすごく響いた。めったにこんな場所に顔出す人じゃないと思ってたから、意外性もあった。ついついメモ取っちゃたよ。


サミット
右から二番目が石田さん。オーラあるね。稲本さ

んも負けそう。


「サイタブリア」といえば、私には因縁があるんだよね。『アリガット』時代、フースタ通して何度取材を申し込んだことか。でも「ご贔屓のお客さんに迷惑がかかるといけないから」とまったく受けてくれなかった。離れのバーができたときも、飲みに行ってマスターの石田さんに女将を呼んでもらって頼み込んだんだけどダメだった。もう黙って書いちゃおうかな、なんて思ったんだけど石田さんが恐くて書けなかった。普通なら書いちゃうんだけどね。


店を開けることは、世の中(マスコミ)へのリリースそのものなんだから、断ることなんてできないんだからね。報道的には。表現の自由もあるし。すべての媒体も、店が客をもっているように、読者をもっている。読者が望むことは表現していかねば。それが我々のミッションなんだから。「タワシタ」も拒否されたけど、オープン告知のハガキが来たから書いたよ。あとでトラブったけどね。報道関係者にDMを送るということはリリースそのものだと、私は思ってる。


で、久しぶりに石田女将に講演後のパーティーで聞いてみたよ。

「何度も何度も取材、断られましたね。こういう場所にも出ないかと思った」と私。

すると、女将は。

「店は取材拒否ですが、私はいいですよ」だって。

なんだ、そんなことか。

じゃあ、今度フースタでインタビューします。今日もしゃべり足りなかったみたいだからね。


サイタブリアは朝礼で30項目の“クレド”マニュアルとは違ってポリシーのようなもの。リッツ・カールトンの「クレド・カード」 は有名だよね)を読むらしい。


この日の“石田語録”をちょっと紹介。

「スタッフに勉強しなさいと言っても、なかなか自分からはしないもの。だから、クレドを毎日読ませて現場で教育する」

「客からの反応は、すべて隠さずスタッフに伝える。いいことも悪いことも」

「モチベーションは人が言っても上がらない。自分で上げていくしかない

やっぱり、毎日店に立っている女将は違う。きれいごとではない、まさに“知行合一”だね。脱帽!

カシータの山田新社長、雨宮エグゼィティブディレクターが来てたけど、女将の話聞きたかったのかな。

雨宮さん、サードG に来てくれるそう。



二次会はラピースドリームの小池さん 仕切り。なんか秘密の匂い。これはもしかして…。


サミット
六本木の小池さんの店で二次会。なにやら手配

中。ポンギの街が似合う人だ


最高年齢参加者の私は早々に退散。六本木駅近くの六門ビル地下の焼肉「輪倶闇市」 へ。ここの肉は旨くて安い。内装もスワンズの小山トシオさんだから、雰囲気も最高。この店をプロデュースしたIさんが一人でふらり。合流して、Iさんとディープな業界話。遊べない私の宿命。


闇市


お腹も膨れたし、痛風に悪いので帰ろうと思ったら、九州料理「わさび」 オープンを控えてテンション上がりっぱなし松崎さんから“恵比寿集合!”の呼び出し。久しぶりに「Q」でオールしました。ビールはやめて、ラフロイグのソーダ割りで〆。