16日(水)は銀座「飛雁閣」 で遅めのランチ。『dancyu』町田編集長と赤池広告部長と一緒。プレジデント社は私が10年つとめた古巣。いろいろありましたが、懐かしい思いで、立派になった後輩さんたちとテーブルを囲めて愉しかった。『dancyu』さん、別冊で接待向け情報誌『もてなし』なんて新しく出しましたね。業界が“本物志向”を訴求する時代、『dancyu』創刊から18年いた町田さんは本物の編集者。キンチョーしましたよ。「飛雁閣」の紹興酒と黒豚チャーシュー、モンドセレクションで見事に金賞を受賞。自慢の“世界一の小龍包”はなぜか銅賞、マンゴープリンも惜しくも銀賞でした。小龍包は、鼎泰豐が本体21グラムに対し5グラムなのに比べ、飛雁閣は25グラムに対し5グラム。飛雁閣のほうが薄い、だから“世界一”なのです。口に入れるとトケる感覚。いくらでも食べられますが、町田編集長、「2個しかなかったのが、残念」と。コース料理では2個しか出ないんですね、すみません。ホントにお忙しいところ、ご来店ありがとうございました!



マレーシア

モンド金賞の紹興酒に酔い、気持ちよく今度はマレーシアの世界へ。代官山に昨年11月オープンしたマレーシア政府の経営する「ジョムマカン」。 政府から経営を任されたアクマルアブハッサンさんとミーティング。フースタがPR担当することになったので挨拶&試食。禁酒のイスラム圏だから、国産ビールがないのにはがっかりしたが、料理は面白い。タイ風でもあり、ベトナム風でもあり、インドネシア風でもある。インドの影響もあり、カレーもあり、サラダ、麺、煮込み…と何でもある。アクマルさんは群馬大学工学部を出てマレーシアの通産省に入ってまた日本に勤務、政府の“マレーシアの食プロモーション”の政策で抜擢され、東京でアンテナレストランを任されることになったもの。民間委託していた店を政府が買い上げてリニューアルしたのが「ジョムマカン」。“さあ食べよう!”という意味だとか。古い民族料理ではなく、洗練された“ファイン・エスニック”がブームとなり始めているが、「ジョムマカン」もそんなポジションにプラッシュアップできれば化けるかも。三菱地所さんの国際ビル「KUNIGUWA」なんかにピッタリの業態だと思うんだけどね…。



青野

夜はまた「飛雁閣」に。「クラブコンシェルジュ」の宮山社長と日野部長と会食。富裕層向け雑誌を出しながら、レストランコンシェルジュサービスも行なっている。最近出た本で、個人資産1億円以上の富裕層が日本では80万人ぐらいいるそうだが、それをターゲットとした媒体やサイトも増えている。でも、本当にその富裕層に浸透しているメディアはそんなにないのではないか。ただ、“ネオ富裕層”が今後のレストランマーケットの動向をある意味左右するのも事実。しっかりとその層にリンクできるメディアは強いだろうね。20時に渋谷宇田川町に17日オープンする「kawara CAFE&DINING」 レセプションへ。井の頭通り、東急ハンズ手前の好立地ビルの2階。60坪120席の大箱だ。元「つぼ八」の物件だという。「kawara CAFE&DINING」はエスエルディーが経営。社長の青野玄さんはまだ27歳と若い。それなのに、もういくつもの店を展開している。音楽、アートの表現の場としてカフェダイニングを考えている。カフェカンパニーやサインを追撃する“第三世代”である。これから注目される経営者だ。サードGに呼ばなければ…。



トマト

21時にサッポロビールFBSの渡辺さんと新宿で待ち合わせ。「よかよか」 という居酒屋が“夏鍋”として「まん丸トマトのイタリアンもつ鍋」を打ち出したいんだけど、試食してほしいとのこと。鍋ブームですから、痛風でちょっと気が引けたけど、新しいもの食べたさで行きましたよ。出汁がイタリアンスープ、鍋にはキャベツとニラ、にんにく、そしてプリップリのモツ。それにトマトがまるごと乗っかっていました。博多モツ鍋とイタリアンとのコラボレーションです。チーズ鍋やトマトラーメンは聞いたことがありますが、「イタリアントマトもつ鍋」は初体験。なかなか面白いけど、売りになるかな~。〆はごはんを入れるだけで、すっかりリゾットの味でした。女性にはウケそうです。23時に新宿3丁目で別件打ち合わせ。心配していた立ち飲み「A」まずまず入ってました。「丸冨」ならぬ「丸港水産」、ちょっと淋しい感じ。「再生酒場」はこの時間でも通りに客があふれてました。外の席に見覚えの顔が。亀戸横丁開けたネオサポートの浜倉さん、い志井の長谷川さんご一行様でした。「マルゴーセカンド」で白ワイン休憩。大竹オーナー、池袋・エキュートの店、準備に忙しいとか。天然社・半田さん、あまりイジメないでね。