IL Casitaで
赤坂hitotsugi LIPがいよいよオープン、21日はその5階に入った「IL Casita」 のプラクティスディナーに行ってきました。LIPに入る飲食店の顔ぶれは以下の通りだよ。

【1階】ベルギービールカフェ「Belgian Beer CAFE ANTWERP PORT」(ベルジアンビアカフェアントワープポート)
【2階】薩摩郷土料理ダイニング「おごじょ家」、寿司「築地すし鮮」
【3階】カジュアルダイニング「KICHIRI」(キチリ)
【4階】ラグジュアリーダイニングスペース「TOKYO DOX」 (トウキョウドックス)
【5階】イタリアン「IL Casita」(イルカシータ)
【6階】中国海鮮料理「海鮮酒家海皇」(ハイファン)
【7階】肉料理専門店「赤坂とんとことんプラス」
「SAM & DAVE Akasaka 」「Belgian Beer CAFE ANTWERP PORT」「IL Casita」「海鮮酒家海皇」「とんとことんプラス」は3月24日オープン、「おごじょ家」「築地すし鮮」「KICHIRI」「TOKYO DOX」はその後順次オープンです。詳しくはフースタ見てね 。それにしてもバラエティに富んでるね。サンケイビルが初めて企画開発し、リーシングを手伝ったのは銀座グリーンビル(懐かしいね!)を手掛けた竹中工務店のチームだとか。どおりでトレンド好き(笑)。アントワープとサカスのデリリウムカフェの“赤坂ベルギービール戦争”も見もの。


それはともかく、「IL Casita」 はエレベーターを降りたら、すぐに明るいオープンキッチンが広がる。キッチンを囲むようにショーケースに並ぶ食材の数々。市場をイメージしているんだね。HUGE新川さんの「DAZZLE」もびっくり。グローバルの渋谷「LEGATO」のようにキッチンスタジアム的でもあるし、イートウォークの渡邉明さんの「やさい家めい」も連想した。まず、テラスのバーに案内されたよ、ここでウエルカムシャンパン、これカシータの定番だよね。このテラスから眺める夜景が最高。TBSビルをほぼ中央に180度、赤坂、六本木、青山方面が展望できるよ(遮るものなし!)。麻布十番のヒルトップもいいけど、このロケーションが出店の決め手になったんだろうね。高橋オーナーがテラスで出迎えてくれました。そこに、雨宮龍さん、山田志樹さんもいて、六本木カシータ時代にワープしたよう。六本木では、エレベーターを降りると、この二人が「お帰りなさい」と迎えてくれたもんね。雨宮さんが「IL Casita」で目指すのは原点回帰。「私も現場復帰でやります」と言ってました。テーブル席に着くと、ドリンクがワゴンで運ばれてくる。客の前でフルーツシャンパンなんかつくってくれるって趣向。しかし、ダイニングスペースはちょっとザワザワ感がまだこなれてない。音響と客の声、お皿やカテラリーの音のハーモニーが若干ずれている。ま、初日だからしょうがないよね。客がキッチンのショーケースのところに行って食材を選んでそこでメニューをオーダーできるという仕掛けも面白いけど、混みあってしまうとちょっとサービスが雑に流れてしまいかねないかな。


でも、席に座ってずっと雨宮さんの動きを見ていたら、やっぱり彼はスゴイよ。風のように舞い、空気のように動くんだから。高橋さんは雨宮さんが白金のステラートにいたとき、雨宮さんのサービスに惚れ込み、彼を口説いて六本木カシータを始めたという伝説があるけど、ね。やっぱりレストランは人です。それを実感しました。雨宮さんが現場に立つ限り、私も通いますね(ちょっとホモっぽかったかな)。あっという間に時間が過ぎ、サカスBizタワーの「P.C.A」でハートランド〆。そこへ、バーホッピングの仕上げに現れた島田新一さん。島田さんが仕掛けた業態だからね、気になるのかな。島田さんはキリンビールの社員だけど、レストランの仕掛け人。「アリガット」も彼なくして創刊もなかったんだから。名古屋からゼットン・稲本さん、広島からラヴの貞廣さん(茶々なんかのオーナー)、大阪からバルニバービの佐藤さんを東京にもってきたのも彼の“発掘力”があってこそだと言われてますから。やはり、これから飲食業界を活性化していくには“次世代新感覚オーナー”の発掘、育成につきるね。私も島田さんのつめの垢を煎じて飲みたい。ホントにそう思います。結局、この日は赤坂で〆きれず、新宿でワインと寿司、そして朝方神座(かむくら)ラーメンとビールで〆ました。ああ、今日も痛風が…。