松村さん、坂井さん、米山さん
18日、19日と歳甲斐もなく怒涛の“2連荘オール”をやってしまった。麻雀ではない。食、酒、酒、酒…である。今日の昼、やっと帰ってきて、爆睡後、フースタメルマガ 配信。“表つぶやき” も書きました(「裏つぶやき」ファンの方、“表”のほうもよろしくお願いします)。18日は銀座「飛雁閣」 にカリスマブロガーの華麗叫子さんと 5月創刊のリクルート『コレカラ』編集部の袴もなさん(はかま満緒さんのお嬢さんだ)をお招きして、19,000円中華コースの試食会。“世界一の小龍包”はいつ食べても旨い。パパイヤをくりぬいて蒸したフカヒレスープも絶品でした。華麗さんは華麗な方だ。レストランの中心で愛を叫ぶ方だ。さっそくブログ で「飛雁閣」紹介いただきました。ありがとうございます。これから、ブロガーさんたちのインフルエンスは無視できない。上から目線の料理評論家やグルメジャーナリストより、ポピュラリズムを動かす力を秘めてるよね。「飛雁閣」は完全予約制。ランチは4,500円からやってます。点心だけでもOKですので、銀座にお越し際はぜひ店にお立ち寄り下さい(営業トークですみません)。


夜はフードリンク さんの“セミナー祭り”のパーティーにお邪魔しました。ゼットンの渋谷「神南軒」が会場。社長の安田正明さんが先日、ウチの“サードG” に来てくれたので、そのお返し。安田さんとは長い。「アリガット」を始める前から、青山あたりの事務所でまだ紙の新聞「フードリンクニュース」を発行されていた頃、「こんなユニークな新聞を出してるはどんな人物か?」と興味をもって訪ねたのが最初(安田さん、覚えてないだろな?)。関西人で、京大からサントリー入り。でもちっとも偉ぶらず、関西弁丸出しで庶民派。小さな飲食店のオヤジ目線で、いろんなテーマを扱っていて、トレンドなんかには関心もたれてなかったんですが。「アリガット」のとき、デザイナーズレストラン、個室ブームをテーマに一緒にセミナーもやったことがあります。先日もダイヤモンドダイニングの松村さんの“外食アワード授賞パーティー”を共催させていただきました。今後も、飲食業界を共に盛り上げていきたいと考えています。


“セミナー祭り”のパーティーでは際の中島さんが元気に仕切っていました。女性陣に一人ずつスピーチを振るなど、お客さんがどうしたら愉しんでもらえるかを計算した指揮ぶりでした。セミナーには出られなかったのですが、“ゴールデンルーキー”のアントワープ・福政さん、ユナイテッド&コレクティブの坂井さん、APカンパニーの米山さん、みんなフレッシュな感じで、飲食業界のニューフェイスデビューとしては、いい盛り上がりだったようです。「中島VS松村対決」はお互い愛し合っているようなので、ガチンコ火花合戦とはいかなかったようです(松村さん、アマい!)。二次会は中島さんの「漠漠居」。坂井さんと米山さんとじっくり話すことが出来ました。その後、恵比寿へ。恵比寿といえばFUJI CO PARTYの松崎陽子さん 。松崎さん仕切りで「立呑」の2階でさんざん飲んで(松下さん呼び出したけど麻布十番にいて合流できず)エネルギーを蓄積し、「buri」へ。10人近くはまだいたかな。「buri」ではブランニューの村田さんと小島直人が出迎え。そして〆は「Q」。そのまま恵比寿の安宿で沈没。


19日は朝10時から蒲田。テンポスバスターズで「飲食店なび」の編集会議。「飲食店なび」主催の「居酒屋経営塾」の開始日も近づいている。「飲食店なび」の理想は日本一の業界ポータルサイト。競合会社の利害を超えて、業界のためになるならすべての飲食サポート会社を紹介していく。飲食店経営者が先入観なくパートナーを選べるようなプラットフォームづくり。しかし、理想を現実に落とし込むことは難しい。飲食店経営者にフルメニューを投げても、この情報化時代、むしろ効率が悪い。「このジャンルではここがおススメですよ」と選んであげたほうがいい。それを、既存のマッチングサイトのように、協賛や広告を出しているから勧めるのではなく、価格や利便性の観点から絞って紹介していく。「なぜ、この業者がいいのか」それを明確にしていく。そんなサイトに作り変えたい、そう思っている。テンポスさんは懐が深い。私のそうしたポリシーを実現させてくれそうだ。


夜は渋谷「タントタント」 のリニューアルお披露目レセプション。その前に渋谷「ニューグランド」でアカスリ。「タントタント」は東急百貨店本店の8階にある。恥ずかしながら、初めて足を踏み入れた。「なだ万茶寮」「日本橋伊勢定」「天一」「SHEZ MATSUO」などがある。一流揃いだ。しかし、フロアがなんか重たい、暗い。フロアごと変えるべきだな、と思った。「タントタント」はワインセレクションに定評があるイタリアン。レセプションを仕切っていたのは、オフィスK2M の村上さん。「アリガット」時代の優秀な部下だった。英語、イタリア語を使いこなし、レストランPRやフードデザイン、イベントなどをこなす。私が「アリガット」を辞めざるえなくなったとき、他のスタッフが新しい成金オーナーに付くなかで、最後まで「一緒に頑張りましょう」と励ましてくれた戦友である。その村上さんのナンバーツーの関さんは元カシェット社員。不思議な縁だけど、お互い頑張りましょうね。


渋谷を後に新宿へ。香川出身の後輩で地方新聞記者Sと「段々屋」で串天とワイン。この組み合わせ、なかなか合う。Sは8年半ぶりの東京勤務。「浦島太郎ですよ。新宿の夜の最新トレンド教えて下さい」と言うから、雨の歌舞伎町へ。久しぶりのキャバクラパトロールをして、ゴールデン街で〆ようと思ったんだけど、途中でガールズバー視察。入ってびっくり。夜中だというのにほぼ満席。我々以外の客はすべて一人客、これにもびっくり。そういえば、恵比寿でもガールバーが増えているし、この前高松で会ったレストラン経営者も「今度中目黒でガールズバーやります。ぜひ来てください」って言っていた。風営法に縛られないから朝まで営業できる飲食新業態。これはますます増えそうだね。で、結局、歌舞伎町でオールとなりました。


明日はクライントから頼まれた「タワシタ」予約。電話では予約難しいので、直接店に行ってきます。店長の佐藤さんは「AZABUハウス」にいた時からの知り合いだけど、フースタでオープン記事をヘッドラインアップしたらダメ出し。でも電話番号外して掲載させてもらった。ジャーナリズム分かってほしい。素敵な店を出すということは、それは事件なのだから、こちらは意地でも報じたい。夜は赤坂「hitotsugi LIP」 に24日オープンする「イル カシータ」 のプラクティスディナー。楽しみだなぁ。