板前の事件 | 料理・店舗立上げ・料理人業界のブログ

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先日このような出来事がありました。


新聞抜粋

桜盗んだ板さん摘発
 桜を取るのは犯罪です-。京都府警五条署は17日までに、鴨川べりの桜の枝を折って盗んだ窃盗容疑で調理師の男(39)と女(28)=ともに京都市南区=を取り調べた。

 2人は京都市内の同じ京料理店に勤務。「あまりにもきれいで一目ぼれした。造り盛りに添えたかった」と供述しているという。同署は書類送検する方針。

 調べでは、2人は16日午後4時15分ごろ、同市東山区の市道脇の歩道で、鴨川左岸の堤防に咲いていた京都府が管理するサトザクラの枝5本(長さ約15-50センチ、計約2000円相当)を盗んだ疑い。カエデの枝も盗んでいたという。

 同署は昨年4月にも、鴨川の桜の枝を盗んだ別の調理師を微罪処分にしており「桜はみんなが楽しむもの。料理に添えるのであれば買ってほしい」としている。


【写真説明】
 調理師が盗んだサトザクラの枝=17日午後、京都府警五条署


私も丁稚の時はよく近くの寺に取りに行きましたよ・・・

当時はお寺も「料理屋さんならいいよ」といって黙認してくれたものです。  これは鴨川べりの京都市が管理管轄の物だったのでこのようになったのでしょう。 

しかし、警察もこのように窃盗で書類送検は行き過ぎだと思います。 そこまでいうなら警察官の自転車無灯火やパトカーの駐車違反などはどのようになるのでしょうか?  警察もネタがないせいでこのように血祭りに上げるようなことをするのでしょう。

コメントで「桜はみんなが楽しむもの。料理に添えるのであれば買ってほしい」とありますが、勝手に楽しみ方を決め付けているコメントではないでしょうか?桜や花の楽しみ方はいろいろあります。 押し花や活花、又料理に使い生かしてやる使い方。

彼らも京都市民です。 桜の枝が京都市民の物だというのなら彼らにも使う権利があるでしょう。

この板前さんも料理に盛ることで自分なりに楽しもうとしたのではないでしょうか? 花はすぐに散ってしまいます。 その華にひと目お客様の前で活かしてあげたかったのでしょう。   

その板前さんはお店から、役職を剥奪されたりして片身の狭い想いをしておられるようです。  料理屋なら自分ところの板前が、店で使うあしらえ(料理に盛る花など)を取りに行ってこのようになったのなら理解してやり庇うべきでしょう。 それを役職剥奪などとは理解に苦しみます。