茶碗蒸し | 料理・店舗立上げ・料理人業界のブログ

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全国で立ち上げてきた飲食店舗の紹介や、お料理のレシピ、料理人業界などの裏話のブログ。

今日は、未だ寒さが戻るこの季節にホットなレシピをご紹介します。

※このレシピは一般用です。 業務用はナイショ! でも京風なので美味しいですよ!!!




まずお出汁を作ります。 前回に鰹節で作ったお出汁のレシピをご紹介しておりますので参照してください。

邪魔くさければ『ほんだし』でも構いません。


用意する食材(約3人前)

☆お出汁 ・・・ 540cc

☆玉子(L) ・・・  2個

☆薄口  ・・・   6cc

☆みりん ・・・   5cc

☆味の素 ・・・  少々


具材(お好きな物/冷蔵庫で眠っている物)を使ってください。

☆鶏肉

☆うなぎ

☆かまぼこ

☆ゆりね

☆えび

☆銀杏

☆三つ葉

☆柚子


京都の茶碗蒸しはかなりゆるい(柔らかい)です。 お吸物の代わりにお出しすることもあるくらいです。

基本は「2個3倍」と呼ばれる割合で、玉子2個に対してお出汁(容量180ccのお玉)が3倍です。 これで固まるの?

と不安になられる方もおられると思いますが、物は試しにやってみてください。


①まずボールに玉子2個を割り混ぜます。 そこえ予め作って冷ましておいた出汁を加え混ぜます。

ポイント 玉子を混ぜてない状態で出汁を加えるとムラができます!




② ①で作った玉子地に調味料(薄口、みりん、味の素)を加えます。 そして漉しましょう!




③食器に具材を入れます。

ポイント 生もの(鶏、海老)は一度さっと湯とおしをして冷水に落としておきます。(これを業界では”霜降り”と呼びます)

一口ぐらいに切った具材(とり、うなぎ、かまぼこ、海老、銀杏、三つ葉)を入れるのですが、百合根は予め捌き、ひと煮立ちするまで湯がき”丘上げ”しておきましょう。 三つ葉は1.5cmくらいにぶつ切りにし、生のまま入れてください。




④具材の入った食器に8分目まで玉子地を流しいれ蓋をします。 

ポイント 蓋の無い場合はサランラップなどでしっかり封をしてください。




⑤深めの鍋(寸同)に5cmほど水をいれ、真ん中にどんぶりなどの大きめで安定した茶碗を入れます。 その上に蒸し網を載せて沸騰させます。 沸騰したら具材などが入った食器をいれ約6分間蒸します。

ポイント 最近では電子レンジで蒸せる物もありますのでそちらの取扱説明書を参照してください。

ポイント 蒸し加減は、食器を少し揺らします。 全体的にプルンと揺れれば出来上がりです。 真ん中が揺れずに波立つようであればもう少し蒸してください。 もうひとつの見方としては、竹串を真ん中にさしてみて、出汁が流れ出てこなければ出来上がりです。


⑥柚子をひと欠け入れ出来上がりです。


解からないことがあればご連絡ください。


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