一日中真っ暗の部屋の中で
深いため息をつく
何もない世界があるのなら
深く深く眠れるにちがいない
追いかけてくる毎日と戦って
ボロボロになった重く疲れた体を
引きずりながら帰る道
真っ黒な空はもう灰色へと変わっていた
それでも今日も空は容赦なく青い
どこへいっても沢山の目が追いかけてくる
よそよそしい会話と忙しさの中に身をおく自分を
俯瞰で見ているみたいに
意識がどこかへ飛んで行った
涙があふれてとまらない
今日が終わればまた明日
そんな当たり前の事さえ息苦しく感じる
そこから見る空はもうみられないかもしれない
確かに感じていた青く希望に満ちた空
僕らを照らしてくれた美しい星空
一人ぼっちの寂しさを映すような月あかりの空
数えきれないくらいの時間を過ごしてきた
言い尽くせない感謝と
語りつくせない思い出に
何て言えばいいのか
言葉がみつからないけど
今、言葉にできるとすれば
ひとりひとりに言えるのなら
「今まで本当にありがとう
愛してくれてありがとう」
悲しみが思い出に変わるまで
たくさんの時間が必要だけど
乗り越えられると信じて
歩いて行ってほしい
僕はもう大丈夫だから
しあわせだって思ってるから
空は今日も青くて綺麗だね。