支配されてしまったんだ。
この身体を乗っ取ろうとする、
あいつに。
一番大切な君に、
嫌われる言葉ばかり、
次から次に浴びせては、
困らせた。
ずっと大切に、
思い続けてきた気持ちを、
あいつはいとも簡単に壊して、笑ってる。
ごめんなさい、
嫌われて当然だ。
あいつの暴走を、止める事が出来なかったから。
あの日は、
君にとって、
新たな挑戦の日だったのに、それを台無しにしようと、あいつは言い出した。
歩道橋から飛び降りて、自分の命日にしてやれよ。きっと、忘れられない日になるだろ。
そういって、突き落とそうとしたんだ。
狂ってる。
そんな事考えるなんて。
それだけは許せない。
全力で抵抗したけど、
体中が傷だらけで、
もうボロボロだ。
今度暴れだしたら、
勝てるが自信ないな。
自分なのに、
自分じゃない、
邪悪で、残酷なやつ。
でも、自分なんだ。。。
君が好きです、
素直に言えたら。
あいつに勝てるのかな。。
金色に揺れる髪も、
穏やかな瞳も、
優しい声も、
温かいギターの音色も、
君を包むすべてが、癒やし。
どうしようもなく、
好きで、
どうしようもなく、
愛してる。