君に初めて出会ったのは、
もう4年位前の事だったね。
あの頃、
脱け殻みたいだった自分は、
どうしようもなく、
疲れ果ててた。
ステージの上の君が、
あまりに眩しくて、
胸が高鳴ったのを覚えてる。
まるで、枯れていた花に、
水を与えられたみたいに、
満たされるのを感じたんだ。
今でも、見上げるステージ上の君は、眩しくて、
切ないくらい、
胸を叩く。
心では一番近いけど、
思いは届かない遠い存在。
もう、話す事も、
そばに行く事さえも叶わなくなってしまったね。
さようならを言わなくちゃいけないんだけど、
そんな勇気もなくて、
日常に封じ込めた思い。
君が好きだよ。
君が、
愛おしい。
もう二度と発する事のない、この言葉を、
今は、
この流れ落ちていく血に混ぜよう。
すべてが流れて、
また、空っぽになるまで。