おとぎ話またひとつ、後悔が積み上がってく。次第に歪な形をして、要塞のように。いつかその中に、トリコマレテ、ワタシは後悔の塊になるだろう。可哀想な心は、分裂し、罪の炎に焼き尽くされ、赤い灰になる。やがて涙の雨が落ち、血の川が、すべてを飲み込んでいく。まるで、おとぎ話のように。