あのことわたし。2長いまつげに、潤んだ瞳。 絵に描いたような、甘い唇。 あのこが持っているにふさわしいすべて。 そのすべては、 わたしの敵になっていってしまった。 そして、わたしのもっているものが、あのこの欲しかったものすべてだったのだろう。