今日は鈴木杏樹さんの命式研究です。
2月早々、ご主人が米国の入院先で、急逝されたというニュースに衝撃を受けました。56歳という若さだったそうですね。43歳で未亡人になる鈴木杏樹さん…心情を察します。
鈴木杏樹さんの命式は、異性との「相性」には、非常に勉強になるサンプル命式です。ちょうど「話題の人」でもあることから、取り上げて見ることにしました。
鈴木杏樹
1969年9月23日生まれ 出生時間不明 43歳 立運順5年
時 日 月 月
辛 癸 己
丑 酉 酉
出生時間がわかりませんが、月支と日支が酉丑半会するため、化金しています。彼女自体が「金」の人にあたるため、非常に金気の強い命式です。彼女のご主人との出会いが、入院した時の担当医師で会ったことは有名ですが、その時、腸閉塞で入院しているのですね。「大腸=木」に相当するため、「木剋土」で腸閉塞を患ったというのは、納得できます。
知的で繊細、さらに年干「己土」は「陰の土…粒子の細かい砂」という点から、非常に細かい人なのではないかと推測できます。
さて、異性との相性なのですが、彼女の干合の相手となる「丙」は命式中に存在しません。更に陰陽不配する「丁」も存在しないため、配偶者を財気で取る場合もありますが、財気「甲」「乙」も命式中に存在しません。こういった場合、自分からパートナーを積極的に見つけようというモチベーションが少ない場合が多いです。
ところが、彼女は25歳からの大運「丙子」に突入します。
大 日 月 月
丙 辛 癸 己
(壬)(癸)
子 丑 酉 酉
干合の相手「丙」が出てくるだけでなく、配偶者の座下となる丑も「子丑の合」ができるため、「天合地合」になっています。このタイミングは、まさに彼女にとってパートナーを獲得する良いタイミングであったと言えるでしょう。配偶干が欠落した命式では、配偶干が出てくる大運・流年は良きパートナーと出会えるひとつのタイミングになります。
この大運では、子丑の合により、日支丑中の「己」が復活しているので、己土的な人…ご主人は愛情あふれる男性であり、なおかつ丙辛化水して、干合相手が「壬水」に化水しているため、壬水的な人…最新の医療技術などを取り入れたような方だったのではないかと察します。
さてご主人の急逝ですが、5年前ぐらいから肝臓系の疾患を伴っていたそうです。5年前というと、鈴木杏樹さん38歳ごろから。ちょうど39歳から大運が水旺から土旺に移行するタイミングです。
大 日 月 月
丁 辛 癸 己
丑 丑 酉 酉
ご覧のとおり、酉丑半会してしまうため、金だらけになってしまいます。日支丑中の己土も化金、丑の土旺に入り、水気のエネルギーも死令となり、彼女の命式から、配偶者の存在が消えてしまいます。元々、基本命式に配偶者干が欠落しているため、配偶者との関係が通常のスタイルではないというところも察することはできるのではないでしょうか。
但し、鈴木杏樹さんの命式だけで、ご主人の急逝は読むには不十分。彼女の出生時間がわからないこともありますし、やはりお亡くなりになられたご主人本人の命式を研究しなければ、決定打に欠ける部分があります。
配偶者干の欠落や、配偶者・パートナーを得るのが難しいパターンの命式というのはいくつかあります。今回はたまたまタイムリーだったので、鈴木杏樹さんを取り上げましたが、他のパターンの命式も取り上げていきましょう。