幾度となく話題にしていますが…
郷里の北海道北海道では、冬のご当地のお漬物の1つに「にしん漬け」があります
身欠き鰊、キャベツ、大根、ニンジンなどを麴で漬けたお漬物です

$やっぱり呑みたい♪夫婦の食卓

昔は(…と言っていますが、いつの頃を“昔”と言うのでしょう)おそらく殆どの家庭で漬けられていたと思いますよ
それが時も流れて生活が洋?現代?風になってくると、漬物はサラダに代わり食卓に登場する機会も少なくなっています
手軽な浅漬けを漬けるお宅はあっても、樽で漬けるようなものは住宅事情を考えても漬けているお宅はかなり少なくなってきていると思います
更に普段からでも魚離れの昨今、身欠きにしんなんぞを使った漬物を漬ける家なんて。。。
いえ、これは“にしん漬け”に限ったことではなく、全国どこでも「漬物」がそんな扱いになってきていると感じていますけどね

そんな昨今ですが、実母は今だに冬になると「にしん漬け」を漬けてくれています
札幌のど真ん中でマンションに住んでいますが、周囲のベランダからの景観を気にしながら何本もの大根を干し、初冬から幾つもの工程を経て、親戚の分も含めて樽に2つ3つ分を母が一人で漬けます
今は亡き殿の母も生前は美味しく漬けていましたが、もう両家の身内で漬ける人は母しかいなくなりました…
それでも残された私達は、この「にしん漬け」の美味しさを忘れてはいません
そして季節になると絶対に食べたい!欠かせないお漬物なのです
その製造元である母も、いくら若々しいとはいえ老年です
親戚からは、母から漬け方を引き継ぐように言われますが、そんなに簡単に言われてもね…
晩秋から「にしん漬け合宿」と称して仕込み工程の変わる段階毎に通わないといけませんよ…
仮に習ったところで、寒冷地じゃないと漬けられないのでここに居ては無理ですから。。。


お正月の頃の記事で少し触れましたが…
今年は年末に届く荷物の中に、その母の「にしん漬け」が入っていませんでした
理由は、今年の異常低温
普通、漬けた後に物置?などに置いて熟成を待つ樽ですが、マンション暮らしではベランダしか置き場がありません
ガードもなく常に外気温の中で漬けています
今年の北海道は、寒い中でも比較的気温高め?の札幌でさえ昨年末からずーーーーーーーっと最高気温が氷点下から上がることがなかったそうです
例年の感覚から、そろそろ漬かった頃かしら?と樽の中を開けてみようとしても、上がった塩水の氷が分厚く張ったまま、道具を使おうにも割れないのだそう…
味見どこころか中の状態もチェックできないという…
年末、母からの電話で「そのうち氷が溶けたら送るわね」と言っていましたが、楽しみに待てど暮らせど「そのうち」がなかなかやってこない。。。
そしてようやく先週のこと、少し気温が上がってきた日中、父が道具を使って割ってくれたそうです

母曰く「こんなことになっては味の補償はしないわよ…」と言っていましたが、いやいやお母さん、充~~分に美味しいです1
しかも食べ頃は、冷蔵庫で更に熟成させた後にやってきそうですよ
上の写真は届いた直後ですから、気持ち熟成感が足りない感じですが、これからの数日間が楽しみですおんぷ

ついつい熱く長く語ってしまいましたが…すみません
でもそれほど美味し~い母の「しん漬け」なのです
そしてこれを漬けられる身内が母しかいない危機感…そろそろ真剣に「にしん漬け合宿」に行かないと