昨夜、殿の帰宅を待ちながら少し重たい?番組を見ていました

NHK『ヒューマンドキュメンタリー』

幼い頃から重い病気と戦っている少女(田嶋華子さん)は8歳でドイツで心臓移植、15歳で人工呼吸器を装着
苦しみながらも最先端の医療に支えられて命を繋いでいました
17歳の夏頃から腎臓機能が悪化し病院での人工透析を勧められるが「これ以上延命治療はしない」ことを自らの意思で選択し、家族と穏やかな余生を過ごすための自宅療養を選ぶ
千葉県松戸市にある、全国でも数少ない小児在宅医療に力を入れている「あおぞら診療所」の医師やスタッフに助けられながら…
両親はこの選択を、彼女の意思を尊重するという形で苦渋の承諾とするが、透析をしない彼女の全身の浮腫みや体力の消耗を目の当りにするにつれ、医師とも相談しながら彼女に延命治療を勧めるが、彼女は両親の思いに感謝しつつも最後まで頑なに延命治療を拒む…

「いのちは長さじゃないよ。どう生きるかだよ」
こんな言葉を残して昨年18歳で亡くなった彼女の、自らの命に区切りをつけて生きた姿と意味
それを亡くなる1年前から追い続けた記録番組

この番組では、亡くなる直前まで彼女とメールを続けてきた元大学の心理学の女性教授(74)との700通あまりのメールを紹介しながら進みます
この女性は、娘さんを難病で7歳という短い命で亡くしています
彼女から届く両親にも打ち明けていない葛藤や弱みを含めた心の内のメールに、ただ励ますだけでなく心を解ってあげているよう、日常他愛無い様子や言葉と共に穏やかに暖かく見守り綴り返す…
女性は彼女に娘さんを重ね、彼女も亡くなった娘さんに自分を重ねていたのかも知れませんね…
700通の中の言葉は、お互いにとって何かを得るための支えだったのでしょうと思います

私は、延命治療の賛否を考えさせられた…というより、人との運命的な繋がりの不思議に感慨深く見入ってしまいました
文才が無いので上手く言えませんが…なので誤解を招く言い方にもなるのかも知れませんが…
世の中には、とても辛く重たいものを背負って生まれてきたり、人生の途中からその境遇に遭う人が少なからずいらっしゃるわけですが、そういう人は必ず素晴らしい人間達と廻り合うという不思議…
例えがよろしくないでしょうか…障がいをもって生まれた子供は、その後の人生も素晴らしいものになっていくように育てられる力?をもった親、家族の元に生まれてくる…と
障がいがありながら国内外で活躍する、例えばアスリートや芸術家の方は、辛い境遇にも打ち勝てるよう強く育てることができる親や家族の元に生まれ育てられ、親だけじゃなく周りにも、その才能を見い出し伸ばす手助けができる素晴らしい人間達が集まり出逢うという不思議…

縁や廻り合わせと言っては簡単過ぎる…そんな“運命的な繋がり”はある、と思う



延命治療に関しては、身近に患者がいることもあり、なかなか一言では言えないですね…
今はドナーカードというものもあるので本人の意思が判ることもありますが、大半の患者さんが延命治療を受けることになった時は、本人の意識のないところで家族が決めたりするケースが多いですよね
番組ではむしろ、はっきり意思表示できる状態の本人の選んだ強い希望を聞いた両親の感情の複雑さが、私には重く伝わりました

そういえば私の保険証の裏にも、ドナー提供の意思表示を記する欄があったような…
殿には何気ない会話の中である程度の意思を伝えたことはありますが、実際にカードの空欄を見てそこに記することに躊躇しまして…実は今も空欄のままです