頭の中に瞬発力がない私には、
突然のことに対応できないことが多々あります。
事務の電話番は苦手でした。
道で見知らぬ人に挨拶をされて、
固まってしまったことが2度あります。
くだらない話で恐縮ですが・・・以下、どうぞ…。
昔、旅先で、よく変てこりんな小路をうろついていた私ですが、
(正しくは、変なのは私の方で、道の方ではありませんが・・・。)
おおよそ観光客や旅行者が通るところではない住民用の道?
とでもいいましょうか、そういうところを
トコトコと散歩するわけです。
そこで通りすがりの人に"Hi!"とか声をかけられたら
3歳児英語の私でも"Hi!"とにっこり応えられたでしょう。
でも、向こうからやって来た神経質そうなおじいさんは
目深に帽子をかぶり、ほとんど斜め下を見たまま、
おそらく、道ですれ違う時に声をかけないでいるのは
彼の中にある道徳なり、礼儀に反するとでも言わんばかりに、
おまけに、見知らぬおまえはこんなところで何をしているのだ、
という気もあるのかないのか、すれ違いざまに大きな声で
一言こう言ったのです。(そう聞こえたのです・・・。)
"Big Wednesday, isn't it?"
『ビッグ・ウェンズデー』? 私の頭の中には突如
ビーチボーイのBGMとともにサーファーたちが待ち望む
伝説の大波がザッパーンと押し寄せてきました。
(分からない人にはすみません、昔そういう映画があったのです。)
一瞬、何を返したらいいのか分からず、
無言ですれ違ったままになってしまいました。
あとあと、何と聞き間違えたのだろう??と悩みました。
水曜日じゃないし? Windy か? じゃ、出だしは
天候を表すItか? いや、音が違い過ぎる・・・等など。
でも、今日この話を書こうと思った時にすぐわかりました。
正解は "Bit windy, isn't it?"(いささか風が強いね。)
どうしてその時はわからなかったのでしょうね。
私の英語もその後4歳児ぐらいには成長したということでしょうか。
もう一つは南の国でした。
英語は通じないところだったので、とりあえず
現地の公用語で何とか暮らしていました。公用語は
全土に普及しているものの、その国は沢山の民族の言語があり、
小さな子どもや老人は民族の言語が主体でした。
用があって、田んぼのあぜ道でポツンと一人立っていた時のこと
向こうから、伝統的な衣服(礼服ではなく普段着)をまとった
小柄なおばあさんが荷物を担いでやって来ました。
国は違えど、やはり年配の方は考えることが同じようで、
私の前を通る時、やっぱりしかめっ面で斜め下を見たまま
「×△■◎!」
と、いきなり民族の言葉で一言。ええ!?
おそらく意味は「前をごめんよ。」程度。
でも、返す言葉が分かりません!
仕方なくペコリと頭を下げるものの、もう背を向けている
おばあさんには見えるわけもなく・・・。
裸足で去っていく姿を見送りながら、
自分が場違いに(?)運動靴をはいているのが
何だか申し訳なく思えてくる始末・・・。
どちらのケースも、単なる挨拶だったのですが、
一言も返せなくて、分からないままでも、
何か反応できれば良かったのにと
今でも申し訳なく思います。
瞬発力、欲しいなあ~。
経験値が低いのがいけないのでしょうね。
(ゲーム用語みたいですね。・・・やってませんてば。)
