新しい相談がありました。

 

70歳代の奥様

「ご主人が3月に脳出血で倒れた。

話せない、歩けない、書けない。」とのことで、

途方に暮れていらっしゃいます。

 

今、気になることは、

「証券会社の株式や投資信託の名義を変えておかなければ、

家計に使えなくなるかもしれない。」と心配されています。

 

でも、もう遅いですよね。

 

男性の健康年齢は、72歳。

早くから準備をしておかなければ、

年金が振り込まれても、下ろすことすらできない。

生活に困る事態になりますねぇ。

 

正しく答えるとすると、

成年後見人を付けることでしょうか。

 

成年後見人は、奥様の生活を考えて、御主人の株式を売ってくれるでしょうか?

財産保全が原則ですからねぇ。

 

幸い、NETで株取引をしており、

奥様もその取引に参加され、

どちらかというと奥様がパソコン操作をされていたようです。

 

ご主人の預金から生活費としての相応の金額を使わせてもらい、

自分の預金口座の年金などは、

本当に預金閉鎖されたり、御主人が亡くなった後など

いざという時のために貯めておく方向でいたほうがいいですね。

 

ご主人の預金口座が少なくなれば、

証券会社のnet口座から売却の手続きも

しなければならなくなるかもしれませんね。

 

どちらにしても、すでに手遅れなので、

名義変更して贈与税を課せられたり、

相続時精算制度の申告に行くなど、

公に知らせる必要があるまで、

静かに、

生活費分の取引を続けるしかないのではないでしょうか。

 

もし、リハビリ頑張って、指差しなどの方法で

意思確認ができるようになれば、

万々歳ですよ。

リハビリが終わるまでは、回復過程です。

確定させないほうがいいですね。