皆さまお疲れ様です。卵です。
今日は医学部受験日記その4:帝京大学医学部です。
日大板橋病院と共に東京23区北部の救急医療を支えている大学病院を持つ大学です。
特徴として救急医療は有名ですね。帝京を選んだネタとして救急は本当に使えます。
一時期学費の値下げをしていましたが、2020年より再び学費を上げ、6年間で4000万近くが必要になってしまいました。
あと、帝京大学は東大の植民地としても有名です。
教授はほとんど東大出身者で構成されており、自大排出の教授はほとんどいないそうです。
教授職を目指す人は帝京大学は避けた方が無難かもしれません。
ここの入試形態はかなり特殊です。
まず、3日の中から好きなだけ受験する日を選べます。1日だけでも3日受けても自由です。
複数日受験した人は日別の最高得点を使われます。教科別ではないことに注意しましょう。
この3日受験というのが特徴的(厄介)な所なんです。
というのも、この3日の中に必ず当たり日と言うものがあります。この日だけは明らかに難易度が違う日です。
大抵の場合、他の大学の入試と被っている日が当たり日となります。
連日受験で疲れたという人は、当たり日ではなさそう=帝京単独の日を休みにするのもいいかもしれません。
受験教科は通常4科目のところ、帝京は3科目です。さらに、強制の英語以外の2科目は(数(数3除く) 物 化 生 国(現代文のみ))から自由に選ぶことができます。日毎に変えることもできます。
唯一文系の生徒でも余計な勉強をせずに受験できる大学ですね。毎年一定数は国数英で合格する生徒がいるそうです。
さて、一次試験の難易度は易-中 所々難といったところですかね。
たまーになにこれw な問題が出ます。
といっても超難問というわけではなく、ゆっくり状況整理をしていけば解ける問題です。
各教科(私の受験科目である英化生)についてみていきましょう。
英語 60分(100点/300点)
さまざまな選択教科の中で唯一の必須科目です。
ザ・医学部の英語って感じですね。
難易度も普通です。
きちんと勉強してきた受験生なら合格ラインの7割には余裕で届くと思います。
選択科目 120分(200点/300点)
化学についてです。
基礎的な知識問題から発展的な知識問題まで、基本的には知識問題です。計算もありますがそこまで重くはありません。
無機の知識はかなり細かいところまで出るのですが、そもそも無機をあまり扱わない大学が多い中、帝京大学のためだけに無機をやるのも無駄な努力と言えます。捨てる問題は捨てましょう。
あとは研究者問題も大好きですね。これも帝京に特有の問題形式です。最低限、資料集に載ってる人物名と研究内容は結びつけておいてください。
生物についてです。
たまーに出るなにこれ問題はだいたい生物です。
喫煙者の体内で起こっていることを考察させたり。免疫について詳しい知識を求めたり、解答を平仮名で書かせたり…
一番たちが悪いのは全て選べ系問題ですね。
帝京あたりの難易度だと、選択問題は個数が指定されていることが多いのですが、ここは全て選ばせます。しかも選択肢が微妙な具合に違って細かいんですよね。
過去問を解きながら知識を貯めましょう。
試験自体は午前中に終わり、お昼ご飯が必要ないです。終わったら自分に労いの意味も込めて、美味しいものでも食べてください。
二次試験 小論文 面接
二次も一次と同じく帝京大学板橋キャンパスで行います。
小論文はかなり時間ギリギリなので、早めに意見をまとめて書き上げましょう。
小論文が終わると面接があるのですが、待ち時間がかなり長いです。
スマホは使えないので、本などの時間を潰せるものか、勉強道具を持っていきましょう。
私はどちらも持っていなかったので、ぼーっと目を閉じてひたすら過ごしていました。
面接では、一般的なことしか聞かれません。
・医師の志望理由
・なぜ帝京なのか
・状況が設定され、どのような選択をするか論理的に説明する(試験前に友人に好きなアーティストのライブに誘われたが、行くか行かないか。等)
これだけです。
帝京の面接は5分で終わります。
他のどの医学部よりも最短面接です。
あれだけ待たされた時間は何だったんだ…![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
最後に
帝京大学医学部の入試についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか?
2020年の受験者数は述べ8000人を超えていたそうです。単純に3で割っても、1日2600人もの生徒が受験したことになります。
数の多さの影響なのか、帝京大学の帰り道には本当にさまざまな人がいましたね。普通の受験生から、何歳なんだ?と思わせるような中年男性、どこからきた?と疑問になるヤンキー、ここは原宿か?と勘違いしてしまいそうになる奇抜ファッション、受験生カップル。
まさに医学部受験生は玉石混交ということがわかる受験会場でした。
どうか皆さまは玉となれるよう祈っております。
駄文長文を読んでいただきありがとうございました。
それでは皆さまお疲れ様でした!