お寺のピアノ教室では、おうちでのレッスンを確認するために、
一カ月ごとのチェックシートをお渡ししています。
このチェックシート、どれだけ練習したか、もわかりますが、
どれだけ練習できなかったか。
の、チェックにもなります。
練習できたところには、〇を書いてもらうのですが、
出来なかった日には、その理由を書いてもらいます。
・かぜをひいていた
・お出かけをした
・塾があった
などなど。
そうすると、なぜ、練習できなかったかが一目瞭然ですし、
レッスンを始める前に、
今日のレッスンをどう進めるか、を組み立てることができます。
まあ、たいていの生徒さんは、練習できていないと、
レッスン室に入ってくるところからたいていどんよりしているので、
練習していないかどうかはすぐわかりますが……
ピアノを弾く前にひととおりの言い訳を始める子もいます
それでは時間がもったいないですし、
言い訳ができない生徒さんだと、ただただどんよりして、
レッスンに入る切り替えがなかなか出来ない場合も……。
レッスンは毎日することが望ましいですが、
毎日できるとは限りません
とくに今は夏休みですので、
それぞれの楽しいお出かけもあります
夏休みは、ぜひ、楽しんで欲しい
そして、その「家族の楽しみ」のために練習できなかった日は、
堂々と、そうかいてもらっていいのです。
わたしが生徒さんにうながすのは、
「よかったね~~~。
じゃあ、その楽しかった体のわくわく感でもって、この曲を弾いてみて」
と、その体験を音にすることです
だからね。
お出かけしたときには、堂々とそのことを書いて、
「だから、練習できなかったんだよ」
と、言って下さいね
わくわくの体験をするから、わくわくした音が出せるのです。
どんより、悲しい思いをしたから、悲しい音が出せるのです。
「子供」と呼ばれる時代に、たくさんの経験をしてください
それが、ピアノの世界はもちろん、
あなたの世界を豊かにしてくれるのです
あ。
単に、
「やるの忘れてた」
は、いけませんよ
忘れてたなら、なぜ忘れてたのか、書いておいてね。
そこにも、レッスンを深めるヒントがあるのです
この、「毎日のレッスンチェックシート」、
レッスンの日にちを確認したり、
レッスン日や時間の変更も書き入れて、
保護者のみなさまとの伝達にも役立ってくれています