先日、栄のラシックで、笑うキモノ生活の「玉のり」さんでお買いものした後、
友人と連れ立って、
名古屋高島屋の呉服売り場に行って参りました。
(どんだけ着物好きなんでしょ……)
浴衣の展示も、少し始まっています。
買う気はさすがにないのですが、夏着物や小物、浴衣を見るのは、
やっぱり楽しい
そんなときに困るのが、
「いかがですか~~~~~」
と、即座に寄っていらっしゃる、販売の方。
いや、いいのです。
この歳になると、販売さんがついたくらいでは、
買いたくもないものを、買うことはありません。
それに、大抵の場合、わたしは販売員さんとの会話が楽しめるタイプ
あまりにしつこい方は、曖昧な笑顔と、無言でやり過ごせます
この日も、大勢の方が、わたしと話すタイミングを狙っていらっしゃいました。
その中に、すごく素敵な浴衣を着ていらっしゃる方を発見
あまりに素敵な浴衣と帯だったので、
同じようなものがあるのかしら、と、真剣モードで探してしまいました。
結果は、なし。
そのとき、件の販売員さんが、わたしの側へ……。
お相手が口を開く前に、わたしが先制。
「その藍染の浴衣、素敵ですね。
一回りしましたけど、そんな素敵な浴衣は、どこにもありませんでした」
その方、目を丸くされて、それから
「……この良さが分かる方には、何もお勧めできません」
と、笑われました。
それからは、セールスではなくて、着物好きの話で大盛り上がり
その方の締めている紗の博多帯も、かなり珍しい色目の素敵なもの。
そう申し上げると、
「さすが……。これは、なかなかないんです。
博多帯の専門店で探したんですよ」
とのことでした。
販売員さんの「買え買え」攻勢に会わないコツの1つは、
・自分が、それなりの知識を身につけていること
・知識のある人に一緒に行ってもらうこと
です
知識をひけらかすとかでなく、ね。
こういう場所に販売員として来られる方の中には、
実は、着付けの先生も多くいらっしゃいます。
そして、知識も豊富で、素敵なお召しものの方も、いらっしゃるのです。
そういう方との、会話を楽しむ
そんな気持ちが大切かな~~~~、と思います
わたしの持っている、藍染め、長板注染の浴衣はこちら。
美しいけれど、とことん古典でつまらない……。
なんてことはないのですよ
だって、これ。
両面染めの、表裏別の柄が出るタイプで、
裏は「野ざらし」=骸骨なんですもの
表は、人当たりよく。
そのくせして、ときに毒舌を吐くわたしには、ぴったりの1枚だ、と、
仕立ててくれた友人は申しておりました
名古屋高島屋の夏物の催事、「ゆかたフェスティバル」は、
7月20日(木)~→31日(月)です。
下駄や草履も、お得になりますし、
品数ももっと増えますよ。
と、店員さんが教えてくださいました
買わなくても、見ているだけで、本当に楽しいですよ
わたしも、また、友人と出かける予定です