直木賞&本屋大賞をW受賞した、
「蜜蜂と遠雷」を読み終わりました。
プログラムからの妄想に2日。
本編は二晩で読了。
での、感想です。
……これは、ピアノコンクールを知らない方々は、
面白いのだろうか
ピアノコンクールを知るものには、ちょっと物足りないし、
ピアノを生業としているものとしても、物足りない。
でも、全くこの世界を知らない方々にとってはどうなんだろう
というのが、正直な感想です。
でも、プログラムを読み解くのは面白かったです
ライトノベル感覚で読めば、意外と楽しめるかもしれませんね。
同じような趣旨であれば、漫画の「ピアノの森」などを読まれるといいかも。
(わたしはあまり好みではないです)
音楽コンクールの裏を色濃く描いた、という点では、
かつて、赤川次郎さんが、エリザベートコンクールを参考にした、
三毛猫ホームズの狂詩曲
に、ちょっと軍配をあげたい感じも……。
わたしの好みとしましては、このホームズの作品と、
くらもちふさこの漫画、
いつもポケットにショパン
が、オススメかな。
でも、今回、「蜜蜂と遠雷」を読むことで、
自分が演奏会のプログラムを作るのが大好きだったことを思い出しました。
この人は、どんな思いを込めて、このプログラムを作ったのだろう……。
そんなことに思いを馳せながら、
演奏会を楽しんでいただければ嬉しいです。
読まないよりは、読んで、自分なりの考えを持った方が良い。
そう思うので、気になる方は、
ぜひ、手に取ってみてください