音楽には、24個の調性があります。
その中で、お気に入りの調性って、ありますか
ピアノ講師歴25年のママリーヌ優子です
今日も、わたしの大好きな音楽について、お話ししますね
音楽に書かせない、調性。
♯が1つついたら、ト長調。
♭が1つついたら、ヘ長調。
♯は最多で七個。
♭も七個つきます。
まあ、現在、音楽の世界で多く使われている平均律では、
調性から出る音の違いは、理論的には全体のキーの高さの違いだけなのですが
それでも、なぜだか、わたしは、ニ短調が大好きなのです。
小さい時から大好きで大好きで、
この曲が弾けたら……と思っていた曲は、なぜか全部がニ短調。
その1。
バッハ作曲:無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」
その2。
ブラームス作曲:バイオリンソナタ第2番
その3。
コレルリ作曲:ラ・フォリア
特に、コレルリの「ラ・フォリア」は、大好きで大好きで。
バイオリンで初めてこの曲をもらったときは、何時間もあきずに練習していました
コレルリさんは、この方です
あ。
すべて、バイオリンの曲ですね
ピアノでは、○○調、とかいっても、あまり響きに特徴がないのですが、
バイオリンのような弦楽器になると、けっこう「調性」が感じられるのですよ。
多分、それは、「開放弦」というものが関係しているんだと思います。
バイオリンには、4本の弦があるのですが、その4本が、
ソ、レ、ラ、ミ。
に、音をあわせてあるのです。
乱暴にいうと、その音は、ただ弓を当てれば鳴るんですね。
他の高さで、「ソ」と弾くと、
実は、もともと張ってあるソの弦が、ぶるぶる振動します。
そうすると、例えば、どこかの弦で、ソ、と弾いたときに、
もともと張ってあるソの音と共鳴しあって、音の響きが豊かになる。
……んだろうな~、と思うのです。
だから、バイオリンの鳴りがいい、といいます。
弾く方も気持ちいい。
他にも、ニ長調、イ長調、ト長調。
イ短調、ト短調など、開放弦を多く含む曲は、バイオリンに多いです。
もしかすると、多いので、その調が必然的に好きになるのかも
あれれれ
じゃあ、ピアノ曲だと、わたし、何調が好きなのかしら
こんど、検証してみますね。
あなたは、好きな調って、ありますか
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