12月1日、今朝の中日新聞にて。
こんな記事を発見しました
旅行ライターから、尼僧に転身……。
ではなく、
旅行ライターも、尼僧もしていらっしゃる、
「空飛ぶ尼さん」の、富田随麗さん。
1975年~2014年までカナダ在住。
カナダのブリティッシュコロンビア大学で、比較宗教哲学の修士課程修了。
現在は、名古屋市の西山浄土宗相羽山滋雲寺住職。
この中で、勝手にいくつか、
似てるな~~~~、
と思った出来事があったので、勝手に親近感
例えば、
西洋志向
寺とはまったく縁のない家
なのに、やたらとお寺にスカウトされる
わたしも、小さい時から音楽をしてきて。
大学在学中から、ヨーロッパへの留学ばかりを夢見ていました。
富田さんは、実際に、あちらで修士を終了されているので、
そこはかなりの実行力の差がありますが……。
次に、お寺とは、関係ない在家に育ったと言うこと。
というより。
我が家は、「お寺大嫌い」の家でして。
奔放な父の口癖は、
「坊さんと乞食はいっしょだ。
施しでいい生活をしてるぶん、坊さんのほうが始末が悪い」
でした
最後に、やたらとお寺にスカウトされる。
茶道をやっておりましたせいかね。
まわりにお坊さんとか、お寺関係のかたが、けっこういたんです。
それで、
「あそこのお寺さんに、どう」
と、なるわけです
そのときのわたしの応えは、
ぜったいに、お寺にはお嫁に行きませんのでっ
なので。
主人と結婚の決まったときは、きまりが悪い、悪い
お茶の先生、先輩方に、言われましたね。
あなた、ぜったいに、お寺には行かないって言ってたじゃないの
行くのなら、他にいくらでも大寺の縁談があったのにっ
……貧乏寺を選んで、すみません
あはははは~~~。
ホントに、縁があった、としか、言いようがないのですね
そんなわたし。
やりたいことも、知りたいことも、なんでももりもり。
なので、いわゆる従来の「お寺の奥さん」では、やっていけない。
そんなことを自分でもよ~~~~~く分かっているので、
ちょっぴり凹んだりもしてたのですが……。
だいぶ前から、なんだか少しづつ肝が据わってきまして。
そんな中で、こちらの記事。
富田 随麗氏のお師匠さまのおっしゃった、このことば。
「どっちもやったらええのや」
……くわしくは、今朝の中日新聞をごらんくださいね
お寺に嫁ぐ、と決まったとき。
茶道のお師匠様は、のけぞりながらも、次の瞬間には、にっこり笑われました。
そして、
あなたなら出来るわ。
と言って下さいました。
そのときに、主人は良くても、まだお寺が嫌で仕方なかったわたしは、
「なぜですか」
と、お尋ねしました。
お師匠様は、これまたにっこりと言われました。
だって、あなただもの。
なんだか。
今頃になってようやく、その言葉が心に響いてきた、わたしです