年をとったら、大島がいいに。
(年をとったら、大島がいいよ。)
伯母たちはそう言っていました。
とはいえ。
大島は、秋と冬に着るもんです。
真冬になんぞ、着るでない。
とも言われて育ったわたし。
確かに、大島のスぺスぺさが、冬にはひんやりとして寒いんですよね
たしかに。
わたしは寒いのが苦手なので。
大島を冬に着ることはありません。
というか。
ほとんど持っていないんです
大島って、大人の着物。
そんな感じがして。
だって、大島を着ている人って、わたしの周りは、み~~~~んなおばさんだったもの。
でも、考えてみたら。
わたしも十分、おばさんになってるわ
ということで。
先日段ボールから出てきた大島を羽織ってみました。
わお~~~っ。
軽い
ああ。
こんなに軽いから。
「年をとったときに、大島はいいよ」って、言ってたんだな
それに、大島の光沢ね。
きらきら感を失ったこのお肌に合うのですよ~~~
ほらほら。
若い子には宝石は似合わないけれど、年をとると似合ってくる。
多分、それと同じこと
これまでは、断然、結城派だったわたしですが。
ちょっぴり、大島を見直したのでありました
寒がり屋の私は。
きっと冬には着ないだろうけれど