昭和ひとけた、帯の高さを語る。 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

1年365日、亡くなるまで着物しか着なかった祖母から……。
おば達へ。
そして私へ。

明治、大正、昭和そして平成へとつながる、着物の覚え書き始めましたニコニコ



本日は帯の高さについて。


photo:01



一般的に言われているのは、



若い人は、帯を高く。

年をとるほどに、帯位置は下に結ぶ。




よく、着付けの本などに、書いてありますよねはてなマーク





そのことについて、昨年亡くなった、昭和元年生まれの伯母に聞いたことがあります。




伯母の答えは、簡単明瞭。
(うちの家系の女子は、とにかく、男前な家系です……男前



なに言っとるの。
そんなのはね~~~、年をとると、手が上がらんくなってくるんだて。
そんだもんで、帯も下でしか締めれ~~せんのだわ。

下で結ばないかん、じゃあなくて、
下でしか結べんくなるの。


胸も垂れてまうし。


あんたも年をとれば、分かるて。



(何言ってるの。
 そんなのは、年をとると、手が上がらなくなるのよ。
 だから、帯も下でしか結べなくなるの。

 下で結ばなくてはいけない、ではなくて、
 下でしか結べなくなるの。

 胸も下がるし。

 あなたも年をとれば、わかります。)




だそうです。

確かにね。
周りで四十肩だの五十肩だのの話を聞くようになると、納得です。


帯枕も薄いのを使って、こなれた感が一層出るみたい。


photo:02



こんな姿のおばあちゃんの着物姿も美しいなニコニコ