大人にも、中学生ぐらいの子供にも読んで欲しい本をご紹介
この世でいちばん大事な「カネ」の話 西原理恵子 角川文庫
ちょっとちょっと、若坊守さん。
お寺さんのくせに、
お金が大事って……。
あんた、いいんですかい
いいんです
この本のカバーの文句が好きです。
働くこと、お金を稼ぐことで人は強くなれる。
大人になるってそういうこと。
この本は、作者の実体験から、何の飾りもなく、ただただ、
人間らしく生きるために。
幸せになるために。
お金の大事さを語ってくれています。
そう。
いくらきれいごとを言っても、食べる分だけの、生きて行く分だけのお金がなければ、どうしようもないのです。
人は、生きて行くために。
そして、人間らしく生きるためには、ある程度のお金が必要なのです。
世の中には、お金の心配のない人は、正直沢山いる。
でも、それ以上に、お金がなくて、困って、人生をどんどんダメにしていく人もいる……。
人も人生も、平等ではないんです。
冷たいほどに、不平等です。
人生は、決して平等ではないけれど、働いて手に入れたお金で、人生を良くすることはできる。
この本の作者も、私も、お金を稼ぐことで自由を手に入れた。
自分の未来を描くことが出来た。
お金は、稼いでください。自分自身が働いて得た、真っ当な報酬なら胸を張って受け取ればいい。
で。
稼ぎすぎたら、他の人に回してあげればいいんです。
正しく回してあげればいいんです。
お金は大事です。
(独り占めはいかんよ、いくら大事でもね)。
まずは、正しく稼ぐ。
そして、正しく使う。
大事なお金への一歩として。
ぜひ、親子で読んでいただきたいです。