初めての方は
Hachi's Diary の歩き方。
をどうぞ。





日曜日のれっど'sに
男女の2人組がご来店。

何だかとっても不安そう。 
「あの…2人なんですけど…このお店のシステムって…あの…」
 
気持ちはすごく良くわかる。
アタシもつい最近まで
フリー雀荘なんて未知の世界だったから。
 
フリー雀荘とはどういう場所か?という説明を店長から聞いて2人は待ち席へ。

 
ルール説明はアタシ。
2人にとっては
初めてのルール説明。

「わからないことがあったら何でも聞いて下さいね」
そう言ったアタシを見て
男性が女性に
「良かった。この人、いい人だよ」
と言う。

アタシは別に「いい人」と言われるようなコトは何一つしていない。

メンバーとして当たり前のコトをしただけ。

でも2人はきっと
「フリー雀荘」というものに 
とても怖いイメージがあったのだろう。

アタシも数ヶ月前までそうだった。
 


「2人にとって素敵なデビューになりますように」
ルール説明を終えたアタシは
ただそう祈るコトしか出来なかった。

 
2人が卓に入る。
あとの2人は常連のお客様。
店長が
「出来るだけあの卓を見ててあげて」
と言って下さったので
なかなか忙しい状況だったのだけれど
卓の後ろで様子を見る。


でも途中で思ったんだ。
「アタシは必要ないかも」
って。
 
同卓した常連のお客様が
すごく親切丁寧に教えて下さっている。

満貫を和了って
「ツモ!!2000・4000・1枚。リーチ・ツモ・タンヤオ・赤です。」
と指折り説明しながら
赤牌を指さして
「赤い牌があるので1枚です。」

2人が和了った時も同じように
一緒に点数を計算して下さっている。


すごく微笑ましくて
とっても嬉しかった。


初めてのフリーデビューで同卓した人って
すごく大事だと思うの。

正直言うとアタシは
遠い昔の話ではないのに覚えていない。

そのぐらい緊張していたし
アタシじゃなくたって
少なからず緊張はするだろう。

そんな中で常連のお客様が
卓内の4人で素敵な雰囲気を作ろうとして下さっている状況が
アタシにはものすごく感動的だった。

卓上には
たくさんの笑顔が溢れていた。

 
2人のご新規様は
帰りにどんな話をしたのかな?

「楽しかったね」

この一言が出たのならば
アタシはそれだけで嬉しいし 
また「頑張ろう」って思える。



さぁ。
今週も頑張っていきまっしょい。