むかし、辻仁成というひとが小説に書き、そのあとミポリンと西島秀俊さんをメインキャストに映画化された作品、「サヨナライツカ」。
あえて下世話な分類をすれば、いわゆる不倫もの?だ。
う〜ん、どうなんだろう。
特にここ数年。
中年の人妻が本気の恋(たいてい相手は年下)に落ちればヒットするだろう、なあ、お前もそうだろう?それが望みなんだろう?的な安直な発想のドラマ&映画の数々に、をいをい、舐めてもらっちゃあ困る、とイラッとくるのは私だけだろうか。
無論、「サヨナライツカ」はそのパターンではないのではあるが。
なんだか人気だったよね~と思いつつ、小説は読んでない。けれど、
DVDのサヨナライツカには、なんかやられてしまった。
ストーリー自体は不自然で、入っていけない。
申し訳ないが、ミポリンにも西島秀俊にも、私はそそられない。
う〜ん、つまらん・・・・。
そう思いながら、ある夏の夕暮れ、連れ合いとレンタルDVDで観たのだ。
そして、なぜだろう。悔しいけれど、エンドロールで泣いてしまった。
なぜだろう・・・。
ミポリンはあの作品の中で死んだ。
そして、美しかった日々だけが、回想されるのである。
正しいとか、間違いとか、いろいろある。
けれど、美しく瑞々しく輝いていた命、時間、身体。
それは圧倒的な事実なのだ。
そこに圧倒され、今はもう、それがない。
映画の中とはいえ、そんな事実が切なくて、
私は泣いた。
で、現実にもどるけれど、最近、PCを起動する時、時々なんだけれど、なんだか怪しい現象が起こる。
待ってくれよ。
猫に、車に、PCまで私を置いていくの?
助けてミポリン。
とにかく、泣きを見ないよう、バックだけはしっかりとっとこう。
「サヨナライツカ」は問う。
いつか死ぬとき、
愛されたことを思い出すか、愛したことを思い出すか、と。
難しい問いだ。
けれど、私は断然愛したいほうの人。
なぜか今朝、布団の中からカーテンレールを見上げ、じっと考えた。
愛されている・・・・
それは「?」がついてしまうくらい、相手主体の感情だ。
愛している・・・・それは、どんなことがあっても、私が実感できる感情だ。
って、あんまり親から大事にされてる実感が持てなかったゆえの悲しいサガなのかもしれないけれど。
「愛されてる」よりも、「愛している」の方が確実に、強く実感できる・・・・やっぱりそっちだな、と。
が、そんなことも、どんなことも関係なく、我が連れ合いは全身全霊で私を愛しているひとなんだと思う。彼のお父さんにそっくりだ。
そして、とっても幸せそう。
そんな今日の気持ちは、映画「サヨナライツカ」のエンドロールで流れていた
中島美嘉さんの、「ALWAYS」。
エアコンの効いた部屋でハイボールでも飲んで、ナッツとかつまんだりして、
連れ合いとゴロゴロしながら観たい。
「サヨナライツカ」
アメリカの、しょうもないホラーとかもいいな。
そんなわけで、
あなたにも、あなたにも、あなたにも、あなたにも、あなたにも、
そしてあなたにも
チェルシー、あげたぁい(って懐かCM)
って、違う違う・・。
素敵なゴールデンウィーク(残り半分だけど)でありますように。