本番の入試受験者の成績は、正規分布します。


正規分布曲線と正規分布表を下に示します。


上の正規分布表で、正規化得点Zの縦は0から4です。横の.00から.09はZの小数第2位です。

4ケタの小数は、正規分布曲線の面積です。

左右対称なので、0から右の面積は0.5です。

Z=1.65の場合、初めに縦の1.6を見ます。

次にそこから右に進み.05を見ます。

.4505と書いてあります。

図でZ=1.65の場合の濃い灰色の面積が0.4505であることを意味します。

したがって、濃い灰色の右の面積は

0.5-0.4505=0.0495です。これは4.95%です。

Z=1.65は、偏差値SS=66.5です。

偏差値が66.5以上なら上位5%以内です。


これを整理すると、以下の表になります。


倍率が100倍の試験では、上位1%以内に入らないと合格しません。

通常の大学入試は、2倍から5倍です。

東大入試(個別学力試験)の倍率は、共通テスト

(センター試験)で、足切りをするので、ほぼ3

倍です。

3倍なら上位33.3%以内に入れば良いので、東大受験生の偏差値が54台が合格ラインです。

しかし、合格者の45%を偏差値60台と70台が占めるので、ギリギリ合格だと、周りが自分より優秀な人ばかりになります。


有名中高一貫校の入試は2倍から2.5倍です。

2倍では半分、2.5倍なら6割が落ちます。

これも東大の例と同様に、同じ学校に入学しても合格時点でかならの学力差があります。

ほぼ全員が難関大学を目ざして勉強するので、極めて稀な例外を除いて、ギリギリ合格者が上位に上がることはありません。


公立高校入試は、中学校が塾が公開模試の成績で

輪切りにして志望校を指導するので、倍率は1.5倍

以下です。

高校ごとに受験生の成績を見ると、正規分布します。一流校ほど、上位と下位の差は大きいです。

二流、三流になっても、上位と下位の差は当然できますが、実質的な上下の差は小さくなります。